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中村弾&原が移籍後初ゴール、京都が千葉に完封勝利

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[3.11 J2第2節 京都2-0千葉 西京極]

 京都サンガF.C.はホーム開幕戦でジェフユナイテッド千葉に2-0で勝利し、2012シーズン初白星を手に入れた。MF中村充孝のゴールで先制すると、終了間際にはFW原一樹が移籍後初ゴールを決めて、ダメを押した。一方、千葉は開幕戦の山形戦(2-0)に続く連勝を飾れなかった。

 J1昇格をめざすチーム同士の一戦は、互いに譲らず。0-0で前半を折り返した。試合が動いたのは後半だった。後半15分、MFチョン・ウヨンの横パスを受けたF工藤浩平が前線へスルーパス。PA右へ抜け出した中村がGKをかわすと、右足で冷静に流し込んだ。京都が先制に成功した。

 後半20分には京都が再びチャンスを迎える。しかし、くさびを受けた久保がPA内左から放ったシュートはクロスバーを叩いた。その後も京都が押し込むと、終了間際の45分には再びゴールが生まれた。中村の右CKをゴール正面のFW宮吉拓実が頭で落とす。こぼれに詰めていた原がGKを正面にしながらも、右足を振りぬき、シュートを決めた。浦和から加入の新戦力FWが移籍後初ゴールで試合を決定づけた。2-0で試合は終了。京都が勝ち点3を手に入れた。

 試合後、先制点を決めた中村は「(開幕戦で)アウェーで負けていたので、J1昇格を目標としている上では今日の試合が取れてよかった」とコメント。開幕前は今季の目標を10得点と話していたが「チャンスがある限りは決めていきたい」と貪欲に語った。

 一方の千葉は敵地で悔しい零封負け。ロンドン五輪最終予選を戦うU-23日本代表DF大岩一貴が先発デビューを果たすも、チームは1点が遠く。前半には右クロスにゴール正面のFW藤田祥史が合わせてヘディングシュート。GK水谷雄一が弾いたボールはポスト左を叩く。こぼれに走り込んだMF伊藤大介のシュートがゴールネットを揺らすも、ゴールは認められなかった。最後までゴールを奪うことはできず。0-2の零封負けとなってしまった。

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