ブンデスリーガは8日、第29節2日目を行い、日本代表DF内田篤人の所属する3位シャルケ04はホームで5位ハノーファーと対戦し、3-0で完勝した。内田は5戦連続の先発出場を果たすと3点目の起点となる活躍をみせた。5戦負けなし(4勝1分)で勝ち点を57に伸ばしたシャルケは3位をキープした。

　この日のシャルケはDFフクスが体調不良で欠場。DFエスクデロが左SBで先発した。またMFジョーンズとMFマティプが累積警告による出場停止だったため、DFメッツェルダーとMFモリッツが先発した。また負傷明けのDFヘーベデスがベンチ入りを果たした。5日に敵地で行われたELのビルバオ戦(2-2)は欠場した内田だったが、リーグ戦では5戦連続の先発出場を果たした。

　試合は前半6分に早くも動く。左サイドからのFK、MFファルファンのボールにニアサイドのFWラウルが頭で合わせる。ヘディングシュートがゴールネットを揺らし、シャルケが先制に成功した。同35分には内田が右サイドをオーバーラップ。ゴールライン際から中央へ折り返す。ラウルが右足で合わせてシュートを放つもGK正面。追加点はならなかった。1-0で前半を折り返す。

　後半に入ってもシャルケが果敢に攻める。すると後半2分、ファルファンとのパス交換からゴール前右へラウルが抜け出す。DFをかわすと、GKを前に鮮やかなシュートフェイント。最後は冷静に右足シュートを流し込み、2-0とダメを押した。ラウルの2点目でシャルケが差を広げる。

　さらに後半18分には内田が起点となり、ダメ押し弾。内田の縦パスにファルファンが抜け出す。右サイドを駆け上がると中央へ折り返し。ゴール正面のFWフンテラールが右足で流し込んだ。フンテラールの5戦連発弾で3-0と試合を決定づけた。この日の内田は好守に渡り、奮闘をみせていたが後半38分に途中交代。代わって負傷明けのヘーベデスがピッチへ送られ、5戦ぶりの出場を果たした。試合はそのまま終了。シャルケが3-0で完勝した。　

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