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[Y☆voice160]市立船橋DF小出悠太「最終目標は選手権ですけど、インターハイも狙っていきたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第159回目は市立船橋高(千葉)DF小出悠太主将(3年)です。
 1月の全国高校選手権では2年生ながら守備の柱のひとりとして全国制覇に貢献。日本一軍団の新主将の今季の目標とは?(取材日:4月8日)

―100点に近い試合だったと思うが
「前半は本当に100点に近い試合だったと思う。ただ後半は守備の時間が長くて。でもしっかりゼロに抑えられてのでうれしかったです」

―4-0マリノスというのは想像していた範囲
「4-0は想像していなかったです。厳しい試合になると予想していたんですけど、前半に3点取れちゃったので、あとは自分らがしっかり守ればというゲーム運びだった。前半点取れたというのが凄く大きかったですね」

―キャプテンとしての意気込みは
「去年選手権で優勝して結構プレッシャーもありますけれど、一試合一試合しっかりと戦って、きょうみたいに勝てるようにしていきたいです。(自分は)去年から出ていて、守備のところとか自分は理解しているつもりなので、そういうところも自分から発信していってチームを高めていきたい気持ちがあります」

―守備の厳しさは試合を通して見ることができたが
「そこは自分も(CBでパートナーを組む)種岡も意識していますね。切り替えの部分もどこよりも速く、去年以上にやろうと思っているので、そこはこだわっている」

―守備はほぼパーフェクト?
「ラインを下げすぎたというのがありますけど、やられる気は全然しなかったですね」

―去年に比べてメンバーが変わっても、守備意識の徹底は全員に伝えきれていたのか
「練習とか春の遠征とかでも切り替えの部分は監督からも言われていましたし、それは大事だと思っていたので、みんなに言っていました。みんなちゃんと意識してくれているので、できたと思う。しっかり武器にしていきたい」

―春先に3-4-3システムにトライした経験は?
「3-4-3はリスク管理が大事で、カウンターで点を取られることが凄く多かった。4-1-4-1へ変更したことでバランスも取れていますし、(3-4-3で意識していた)リスク管理というところはきょうも凄く気を遣っていた。(CBとアンカーのところで)シャットアウトすることが自分たちの理想ですね」

―インターハイ、選手権へ向けて手ごたえは
「攻撃は春の遠征とかで点が取れなかったけれど、きょうは攻撃の迫力も出てきて変わったなと思います。このまま行ってインターハイも選手権もしっかり戦っていきたいと思います」

―プリンスリーグは
「しっかりチャレンジしてインターハイにつなげていきたい」

―自分自身大事な1年になるが
「自分の実力ではプロはまだ無理なのでまずは進学を考えている。自分は技術がない。対人とか人に対しての強さとかは気持ちで何とかなりますけれど、技術が少し足りないので大学とかで4年間しっかり磨いてからやろうと思っています」

―個人的な目標は?
「チームの雰囲気を読んで戦い方だったり、相手のフォーメーションを見て戦い方を変えていったりだとか、自分の中では技術を磨いてセンターバックのところからゲームを組み立てていくことも考えています」

―選手権、インターハイも日本一にこだわる
「最終目標は選手権ですけど、インターハイも狙っていきたい」

(取材・文 吉田太郎)


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連載:「Youth star voice」

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