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5か月ぶり先発は「めちゃくちゃキツかった」横浜FM中川風希が待望初ゴール

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横浜F・マリノスFW中川風希

[8.14 天皇杯3回戦 横浜FM2-1横浜FC ニッパツ]

 先発出場はFC琉球に所属していた今年3月以来約5か月ぶり。横浜F・マリノスMF中川風希が待望の移籍後初ゴールを決めた。フィニッシュのボレーはミートしなかったが、結果的にはゴールが決まって「(三好)康児くんがいいボールをくれて、コースを変えれば入る感覚があった。うまく決められて良かった」と前向きに振り返った。

 昨季のJ3リーグでは32試合16得点を記録し、琉球のJ2リーグ昇格に大きく貢献。今季もシーズン当初は琉球で登録され、J2リーグ戦3試合に先発出場していたが、第4節を前にした3月15日に横浜FM加入が発表された。

 期待を背負って個人昇格を果たしたものの、シーズン前半戦は4月10日のルヴァン杯長崎戦に途中出場したのみ。エースのFWエジガル・ジュニオが負傷した8月上旬からようやくベンチ入りし、ラスト数分の出番を得ているところだった。と意気込んでいたという。

 そうして巡ってきた天皇杯での移籍後初先発。「出場時間をもらえているので1点という結果が欲しかった」という意気込みどおり、「琉球の時はセンタリングからのゴールが多くて、ストロングだと思っている」という得意の形で初ゴールも手にした。

 久しぶりの90分間フル出場には「3月以来だったのでめちゃくちゃキツかった」と本音もこぼしたが、アンジェ・ポステコグルー監督も「何人かは久々の試合だったので、最後の20分で疲れが出る選手がいたのは自然なこと」と織り込み済み。攻撃陣のライバルは次々に加入しているが、沖縄で飛躍を果たした24歳が主力争いに名乗りを上げる。

(取材・文 竹内達也)
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