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広島MF川村拓夢が起死回生の同点ゴール!! J2甲府の下剋上Vに待った、天皇杯決勝は1-1で延長戦へ

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広島MF川村拓夢が同点ゴール

[10.16 天皇杯決勝 甲府-広島 日産ス]

 第102回天皇杯は16日、日産スタジアムでヴァンフォーレ甲府サンフレッチェ広島の決勝戦を行い、1-1で規定の90分間を終え、勝負の行方は延長戦に委ねられた。前半26分に甲府FW三平和司が先制点を奪い、J2リーグ勢の下剋上優勝に大きく近づいたが、後半39分に広島MF川村拓夢が起死回生の同点ゴールを沈めた。

 今大会で快進撃を見せているJ2の甲府は初戦2回戦でIPU・環太平洋大を下すと、北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖、アビスパ福岡とJ1勢を立て続けに破って史上初の4強入りを達成。準決勝では準決勝では過去5回の優勝を誇る鹿島アントラーズをも撃破し、同じく初優勝を狙う広島との決勝戦に歩みを進めた。

 この日は強固な5-4-1の守備ブロックを敷きつつ、果敢なハイプレスで広島の攻撃を許さず、立ち上がりから広島を圧倒した甲府。前半26分、左CKのサインプレーから試合を動かした。ショートコーナーのリターンを受けたMF長谷川元希がニアサイドに走ったMF荒木翔を使うと、折り返しにFW三平和司が反応。冷静なワンタッチシュートで広島GK大迫敬介の牙城を破った。

 それでも後半、足が止まった甲府に対して広島が圧力をかけ続け、同39分に試合が動いた。左サイドでボールを受けたFWエゼキエウが鋭いドリブルで対面の相手を剥がし、股抜きパスに反応したのは川村。ペナルティエリア左の角度のないところから力強く左足を振り抜き、ゴール上に突き刺した。

 試合はそのまま延長戦へ。広島が優勢に転じ、逆転を狙う流れとなっている。

(取材・文 竹内達也)
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