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[EURO]ナスリ「イタリアより、スペインの方が戦いやすい」

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 フランス代表のMFサミル・ナスリは、今大会の優勝候補に挙げられているスペインとの対戦を歓迎した。勝ち点4を獲得し、グループDを2位で通過したフランスは、準々決勝で前回大会優勝のスペインと対戦する。ナスリはイタリアとの対戦を回避できたことに安堵していると明かした。

「僕は今大会でスペインが最も優勝に近いチームだとは思わない。もっとも良い印象があるのはドイツだ。準々決勝で対戦する可能性のあったスペインとイタリアは、どちらも手強い相手だ。でも、僕自身の考えでは、イタリアとの試合がより難しかったと思う。5人のDFを並べて、その前にいる3人のMFがプレスを掛けてくるからね」

 準々決勝で対戦することになったスペインについては、このような見解を示している。

「スペインはよりボールを保持することを好む。でも、フランスはビッグトーナメントで彼らと当たった時に、常に良い結果を残してきた。スペインと対戦した方が、スペースもあってやりやすいと思うよ」

 また、マンチェスター・シティ所属のMFはフランス代表がスウェーデンに敗れ、連続無敗記録が23試合で止まったことについても言及した。

「無敗記録はおまけのようなもので、どこかで止まるもの。永遠に無敗でいることはできないし、予選通過を決められた試合で起きたことは良かったよ。僕たちはスペイン戦に切り替えて、準備をしなければいけない。僕たちの目標は準々決勝進出だったわけだからね。2年前にEUROの準々決勝に進出できると言われていたら喜んでいただろう。どこと対戦するにしても、文句は言えないよね」

 一方、チームメイトのMFヨアン・キャバイエは、ナスリほどの自信はないという。

「試合に向けて3日間、準備する時間がある。自分たちにとって、難しい状況をつくってしまったよね。とても難しい試合になると思う。より良いプレーをしなければいけないが、最も重要なことは強いメンタリティを持つことだ。これまでの経験から学び、正しいことを続けて、チーム一丸になって戦えることを期待しているよ。これまではチームとして戦えていた。スウェーデン戦のように、ではなくね。スペインは世界最高のチームだから、決勝を戦うつもりで試合に臨むよ。確かなことは、スウェーデン戦のようなプレーをしていては、スペインに勝つ可能性は皆無だということさ」

 C組1位のスペインとD組2位のフランスによる準々決勝は、6月23日に行われる。

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