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ビッグクラブの監督の現状を嘆くデル・ボスケ 「監督が選手の横暴の奴隷のようだ」

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 スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、スペインサッカー界の現状について語った。スペインサッカーの現在の成功の鍵は、監督の質の高さにあるとしながらも、ビッグクラブの監督の現状を嘆いた。

 スペインクラブがヨーロッパで躍動している。チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の準決勝に進んだ8クラブのうち、4クラブがスペイン勢だ。

 トレドで開催された、スペインスポーツ科学協会の国際会議に出席したデル・ボスケ監督は、スペインサッカーの現在の成功の理由について次のように述べた。

「スペインサッカーは良い時期にあると思う。その成功の鍵、それが最も重要だとは言わないが、いくつかある成功の鍵のひとつは、スペインの監督の質だろう」

 スペインの監督の質の高さを強調しながらも、ビッグクラブでの監督の仕事の現状を嘆いた。デル・ボスケ監督には、ビッグクラブの監督は、常にプレーしたがるスター選手のエゴイズムの奴隷になっているように映るようだ。

「監督たちは、選手の横暴の奴隷のようだ。彼らは交代したがらない。もし交代すると不満そうな顔をする。そして観衆は、交代させた監督を追い出すことを認める。(交代したがらずに)3点目、4点目をとりたがるのは、エゴイズムだ」

 デル・ボスケ監督が率いるスペイン代表は、6月にユーロ2016を控える。クラブ同様、代表もヨーロッパの舞台で躍進し連覇を成し遂げたいところだ。

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