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ベルギー撃破で自信を深めるコンテ「大きなことを成し遂げられる」

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[6.13 EURO E組第1節 ベルギー0-2イタリア リヨン]

 EURO2016は13日、グループEの第1節を行った。イタリア代表はベルギー代表と対戦し、2-0で勝利した。試合後のアントニオ・コンテ監督のコメントを欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 イタリアとしてはいかに豪華攻撃陣を擁するベルギーを抑えるかが注目された。GKジャンルイジ・ブッフォンら経験豊富な守備陣がベルギーの攻撃を跳ね返し続けると、迎えた前半32分に一本のロングパスで裏を取ったMFエマヌエレ・ジャッケリーニが巧みなトラップから冷静にゴールに流し込み先制点。さらに終了間際にもカウンターからFWグラツィアーノ・ペッレが追加点を挙げ、2-0でFIFAランキングで欧州トップのベルギーを撃破した。

「チームの雰囲気はとてもいい」と語るコンテ監督は、重要な初戦勝利も「喜ぶのは今日もしくは明日までにして、(17日の)スウェーデン戦に備えなければならない。(グループリーグ初戦で)イングランドに勝ちながらも、次の試合で(コスタリカに)負けた2年前の記憶がまだ鮮やかに残っている。あのときの痛みは今も選手とファンの心にある」と、グループリーグ敗退に終わった2014年ブラジルW杯を引き合いに出し、気を引き締めた。

 コンテ監督としては今大会を最後にイタリア代表監督を退任し、チェルシーを率いることになる。「今日、私の気持ちが非常に高ぶっていたことは否定できない。母国の代表チームを率いてこのような大きな大会に出場するのは、そうそうあることではないからね。選手にとっても、このユニフォームを着ることには特別な意味合いがある。だが、今のように目標を1つにして戦っていければ、大きなことを成し遂げられるはずだ」。ベルギーとの初戦を制したイタリア。この勢いのままコンテ監督の有終の美を飾ることができるだろうか。

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