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“ベイル→ラムジー”のホットライン炸裂!ベイルPK失敗もウェールズが今大会初勝利

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先制点を決めたMFアーロン・ラムジーがFWガレス・ベイルと抱き合う

[6.16 EURO A組第2節 トルコ0-2ウェールズ バクー]

 欧州選手権(EURO2020)は16日、グループリーグ第2節を行い、A組のウェールズ代表はトルコ代表に2-0で勝ち、今大会初勝利を飾った。1勝1分の勝ち点4に伸ばしたウェールズは20日の最終節でイタリア代表と対戦。2連敗のトルコはスイス代表と対戦する。

 初戦でイタリアに0-3で敗れたトルコ、同じくスイスと1-1で引き分けたウェールズという白星を挙げられなかったチーム同士の対戦。ウェールズはFWガレス・ベイルとMFアーロン・ラムジーのホットラインから再三、チャンスをつくった。

 前半6分、左サイドから中に切れ込んだベイルが左足のアウトサイドでスルーパス。オフサイドラインぎりぎりから飛び出したラムジーは鋭い切り返しでDFをかわし、右足を振り抜いたが、GKウギュルジャン・チャクルの好セーブに阻まれた。

 ウェールズは前半24分にもベイルの浮き球のパスに抜け出したラムジーがGKと1対1の絶好機を迎えるが、シュートはクロスバーの上へ。2度の決定機を決め切れなかったが、同42分、再びベイルからのロングパスに2列目から飛び出したラムジーがフリーで抜け出し、胸トラップから右足でゴールに流し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返したトルコは後半9分、左CKをファーサイドのDFメリフ・デミラルが頭で折り返し、DFカーン・アイハンが競ったこぼれ球をFWブラク・ユルマズが右足ボレーで狙ったが、ゴール上へ。絶好の同点機を生かせなかった。

 するとウェールズは後半15分、ベイルがドリブルで縦に仕掛け、PA内ぎりぎりの位置でDFゼキ・チェリクに倒された。このプレーで獲得したPKをベイルが自ら狙ったが、左足のキックはクロスバーを越え、追加点を奪えなかった。

 これで流れが再びトルコに傾くかと思われたが、ウェールズの守備を崩し切れない。後半42分、左CKに合わせたデミラルのヘディングシュートもGKダニー・ウォードのビッグセーブに阻まれ、最後まで1点が遠かった。

 逆にウェールズは後半アディショナルタイム、右CKのショートコーナーからベイルが相手の意表を突くドリブル突破を見せ、DFコナー・ロバーツのダメ押しゴールをアシスト。0-2で敗れたトルコは初戦のイタリア戦(●0-3)に続いて2試合連続無得点で開幕2連敗となった。

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