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[Fリーグ]両チーム合わせて21ゴール!! 湘南とのノーガードの打ち合いを浦安が制す

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[12.8 Fリーグ第21節 浦安13-8湘南 浦安総合]

 Fリーグは8日に第21節を行い、バルドラール浦安湘南ベルマーレ(Fリーグ)と対戦した。前半5分にFPボラに先制点を許した浦安だが、直後にFP深津孝祐のゴールで追い付くと、その後は得点を重ねていく。前半のうちに4点を加点し、5-1とリードを広げた。後半は湘南もパワープレーからゴールを重ね、両チーム合わせて15ゴールが入ったが、派手な打ち合いを13-8で制した浦安が、プレーオフ進出に望みをつないだ。

 試合は立ち上がりから激しく動く。前半5分、湘南は直接FKを得るとボラが決めて1-0と先制する。しかし、1分も経たないうちに浦安もFP岩本昌樹のパスを受けた深津がゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。両チームともに速攻からチャンスをつくり出す展開の中で、先にチャンスを生かしたのは浦安だった。11分、FP稲葉洸太郎がドリブルからシュートを放つと、DFに当たったボールはGK遠藤晃夫の逆を突く形になり、浦安が逆転する。

 勢いに乗る浦安は、12分にもFP川股要佑がDFを背負ってからの反転シュートを放つ。GK遠藤の手を弾いたボールがゴールに決まる。さらに2分後にも深津のロングパスから最終ラインの裏でフリーになったFP田中智基が、GKの股下を抜くゴールを決めて、4-1と点差を広げた。同16分にはGK藤原潤からのロングボールをFP渡井博之が受ける。FP藤井健太のマークをかわした渡井は、DFに囲まれながらも、やや強引にシュートを放つ。これがGK、DFに当たると、こぼれ球に詰めたFP杉尾浩平がゴールに押し込んだ。前半残り30秒からは、湘南もFP岸本武志をGKにパワープレーに出る。しかし、得点を挙げることはできないまま、前半を終えている。

 後半の立ち上がりも湘南は積極的に攻める姿勢を見せた。しかし、田中のFKがゴール前でフリーになっていた稲葉にわたり、簡単にゴールを許してしまう。同3分にもGK藤原のロングボールに対し、FP安藤良平が目測を誤り、岩本をフリーにすると、追加点を許してしまう。その直後から、湘南はパワープレーに出たが、逆に浦安が得点を重ねて、1-10と大きく点差を広げられた。

 それでも湘南は諦めない。パワープレーを続けると、ボラが2ゴールを決めて、ハットトリックを達成する。少しずつ点差を詰めていく湘南だったが、大事なところでミスがあり、失点を喫してしまう。両チームが点を取り合うノーガードの打ち合いは、13-8で浦安が勝利している。

(取材・文 河合拓)

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