欧州CL決勝トーナメント第1戦でアーセナル(イングランド)と対戦するバイエルン(ドイツ)のユップ・ハインケス監督が、FA杯5回戦で格下に敗れて8季連続無冠の危機にあるアーセナルを警戒した。バイエルンによると、指揮官はアーセナルについて「すばらしい選手が揃っている。あのチームを甘く見てはいかん。(また)最近どんどん調子を上げている。大変危険な相手だ」と気を引き締めた。

　昨シーズンの準優勝チームは今シーズン、グループFを首位で突破し、ブンデスリーガでは2位・ドルトムントに勝ち点15差をつけて独走中だ。それでもバイエルンはアウェーでの一戦に集中している。「自信はある。こういうビッグイベントを欲していた」と語ったMFバスティアン・シュバインシュタイガーも「生き残るには全てを出し切るしかない」。チームはジェローム・ボアテングは出場停止だが、MFハビ・マルティネスがつま先のケガから復帰と前向きなニュースもある。アウェーでの強豪対決を制して8強進出に前進する。

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