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[フットサルW杯2012]フットサル日本代表 ブラジル戦前日練習後 選手コメント

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 フットサル日本代表は31日、フットサルW杯2012の初戦ブラジル戦の前日練習を行なった。1週間前に代々木第一体育館で3-3と引き分けた世界王者のブラジル代表と再戦する。FP北原亘(名古屋オーシャンズ)が出場停止という状況だが、選手たちはブラジル戦を心待ちにしている様子だった。

以下、ブラジル戦前日練習後の選手コメント

●FP村上哲哉(シュライカー大阪)
―仕上がり具合は?
「国内でブラジルとウクライナを相手に、すごく良い試合ができたので、今の練習の雰囲気もいいですし、良い感じで入れているので、明日は結果にこだわってやっていきたいです」
―相手は世界王者が相手ですが?
「中国でもやりましたし、この前のブラジル戦も含めて、全然戦えるところは戦えますし、もちろん修正しなければいけないところもありますが、今日も夜ミーティングしてしっかり確認できたので、まずは早い時間帯に失点しないこと。しっかりマークのズレをなくす。ピヴォ当てがうまいので、当てられたあとのアラのマンツーマンのDFがある程度ポイントになると思うので、そこはしっかり付いていければ。チャンスは少ないかもしれませんが、モノにできれば、絶対にやれると思います」
―北原選手が不在になり負担は増えるが?
「亘がいないぶん、僕と友くん(小宮山友祐)で回すことになると思うので。結構しんどいとは思いますが、やるしかないので。僕らは与えられた役割をしっかりまっとうして、チームに貢献したと思います」
―初めてここで練習やったが、ピッチの印象は?
「思った以上にすごく滑るんですよね。明日、モップとかかけて、当日どうなっているかはわかりませんが、今日やった感じではかなり滑る印象です。でも、それは相手にも一緒なので」
―FPジェと対峙するときに、踏ん張りが利かないのでは?
「そうですね。ピッチコンディション、サイズともあるので左右する部分になるとは思います。でも、それもやるしかないので」
―初めてのW杯になるが?
「いよいよだなっていう、もちろん緊張もありますが、楽しみの方が大きいので。今、ミゲルも言っていたのですが、緊張感というよりも、ピッチに入ったら楽しんでリラックスして、できることをしっかりやれば絶対に結果がついて来ると確認できたので。良い状態で入れると思います」
―今日の最後の円陣は長かった?
「確認事項とメンタルの持って行き方と、今日はしっかり休んでということの確認でしたね」
―ゆっくり休めそうですか?
「そうですね(笑)。ゆっくり休みたいと思います」

●FP逸見勝利ラファエル(名古屋オーシャンズ)
―明日の相手はブラジルですが?
「もちろん自分の生まれ育った国ということで愛着はあります。でも、相手になるので、全力を尽くして倒しに行く気持ちで臨みたいと思います」
―親善試合の活躍でマークも厳しくなると思うが?
「あの時に良いプレーをしたのは自分だけではないと思っていますし、あの2試合はみんなが良いプレーをしたと思っています。みんな今回の2試合に向けて良い準備ができてきて臨めるような形になっているので、みんなの力で十分戦えるんじゃないかなと思っています」

●FP高橋健介(バルドラール浦安)
「全員で助け合って少ないチャンスを確実に決めていくというのが、僕たちの勝てるチャンスだと思うので。でも、日本でやった試合は、すごくああいう形の試合ができればなという試合になったと思います」
―8年ぶりにW杯開幕戦?
「4年前も同じブラジルとの開幕戦直前でやっぱり外れているという想いがあるので。そのときは現地でベンチの外から見ていて、何もできなかった悔しさも残っている。それをすべてぶつけて行きたいなと思います」
―4年の間にスペインに行くなど大きな経験を積んだが?
「チームメイトこそいませんが、よくやっていた相手も多いので。特徴はある程度わかっているつもりなので、やられずに、僕も自分の特徴を出してチームに貢献したいと思う」
―北原選手の不在により、いつも以上に守備も求められるが?
「そうですね。個人でDFするっていうよりは、チームとして組織でのDFになると思うので、声を出して周りを動かしながら、良いところで前の方が良いプレスをかけて、取ってショートカウンターに持って行けたらと思います」
―戦い方は明確になっている?
「そうですね。本当に日本でやったことを、同じようにパーフェクトに繰り返すっていうだけです」
―期待しています。
「頑張ります」

●FP森岡薫(名古屋オーシャンズ)
「親善試合の2試合のことは忘れて、また新たな気持ちで結果を残していきたいと思います。この2試合からの切り替えはできているので、大丈夫です」
―意識することは?
「味方を助けるように。あとはもちろんシュート」
―やることも整理できた?
「整理できましたし、これだけみんなと長い間一緒にいるので、話をしながら、自分の仕事をしっかりこなすという面では集中できていると思いますし、あとは本番でやるだけ」
―短期間でブラジルと2回を戦う?
「そうですね。強い相手ということもあって。でも、ブラジルは世界一のチームなので、僕らにとってご褒美。滅多にないことなので楽しみたいです」
―ピッチの感触は?
「滑る感じでしたね。明日の試合ではそうじゃないといいんですが。ちょっと滑るのは心配です」
―相手を背負ったときに踏ん張れない?
「それよりも、相手のフェイントに付いていくとき。DFのときが僕は心配ですね。ボールを持っている時は向こうの方が受け身になるので、DFのときだけが気になりますね」
―北原選手がいなくなるが?
「守備をする機会は増えると思うし、亘の分をしっかりみんなでカバーしてやっていきます」
―初ゴールは期待していい?
「もう自分もそれなりに結果を出したいので。でも、まずは楽しむこと。意識し過ぎて固くなってしまうと良くないので。真剣にやりたいです」

●GK川原永光(名古屋オーシャンズ)
―24時間休養が取れて、疲れは取れた?
「移動が長かったこともあり、疲れはありました。でも、良い状態でコンディションも整ってきました」
―初戦の難しさは?
「初戦がどこも難しい。それが世界一、2位を争うブラジルなので、やり甲斐のある大会だと思います」
―3回目のW杯になるが?
「そうですね。1回目、2回目のときは何も残せずに終わってしまったので、今大会は結果を残したい。日本のFリーグという舞台が世界にも通じることを見せたい。そのためにも勝つことが大事だと思います」
―ブラジル監督とファルカン選手が警戒する選手に挙げていたが?
「それは光栄なことです。日本ではサッカーではカズさんですが、ファルカンと言えば、フットサル界が世界一、2位を争うファンタジスタなので、そういうふうに行ってもらえるのはうれしいですが、とりあえず倒したいです」
―ライバルは?
「自分ですね」
―前回は個々がより強烈だった印象がブラジルにはあるが?
「いや、今回もうまいよ。映像で見ていても、シミもそうだし、そこに何人かアリもそうだけど、うまい。一瞬のひらめきというか、シュートもただ打ってくるのが日本人だとしたら、そこで一工夫を加えてくるのがブラジル人。その辺のうまさはすごく感じるし、どこで切り崩すかというのも、やりながら選手も打開できるのがブラジル」
―W杯だという気持ちの入り方は?
「それはもう日本の方が上回っている。優勝とかを狙っているという点ではブラジルの方が強いかもしれないけど、初戦で僕らはブラジルと戦う。そこに懸ける思いは強い」
―マルコス監督も「初戦だけを考えていられない」と言っていました。
「ブラジルは僕らのことをそんなに大した相手じゃないと思っているだろうし、怖いと思っていないと思う。そこを怖いことを示す場でもある」
―前回の3-3の試合以上を出せる?
「出せる。良い準備をしてきましたし…」
―秘策もある?
「まぁ。それなりに(笑)。でも、1回やれば2回目に良くなっていく。それは日本の良い所。やられても、やられても、生えてくる。それが今までの12戦負けという結果の後の引き分けだったと思う」
―スカウティングではどんな話を?
「代々木の試合でどういうふうにやってくるとか、システムのところとか、この選手はこうやってくるとか、悪いシーンを流したりとか」
―ピヴォ当ての部分?
「ピヴォ当てされてからボールを見るだけじゃなくて付いて来いと。それができれば、結構ブラジルの怖さも半減すると思う。ただ、ちょっとしたところを突いて来ると思う」
―そういう何かをやってくる恐怖心は?
「まぁ、やってくるでしょう。でも、それは今までも、イランとやってきたし。スペイン遠征でもやってきたし、ここまで上げて来たから。やられたら二度目はないと思っていると思うし、前回よりも、今回の方が強いと思うから、僕はみんなを信じてやるだけです」

●FP北原亘(名古屋オーシャンズ)
―どんな気持ちで戦う?
「ファンへの想いだったり、ここまで辿りつけなかった仲間の想いだったり、いろんな想いを背負っていると思うけど、そういったものの責任を背負うけど、ピッチに立ったらいったんそれは置いて、自分の持てるものを出して行こうという話はしました」
―印象に残った言葉は?
「みんないい話をしたので、全部の言葉が印象的でした。みんなこの大会に懸ける思いは強かった。自分の思う言葉で伝えたから。選手だけのミーティングでした。これは今大会だけじゃなくて、アジア選手権とか大きい大会でやってきたことなので。大会始まる前、アジア選手権だと重要な試合の前に、何回かやってきています」
―面と向かって言えないようなことも?
「そうですね。なかなかこういう機会はみんなが集まらないといけないし、重要な場面ですから」
―次はポルトガル戦、リカルジーニョについては話す?
「全くしていないです。ブラジル戦、とりあえず第一戦のことだけを考えてやっています」
―今後は名古屋の選手が中心に話す?
「それはないと思います。戦い方も全然違いますし、素材は監督の方が分かっているので、ブラジル戦が終わったら素材を見ながら。聞かれることは答えますが、リカルジーニョがどうというより、ポルトガル代表がどう戦うかが焦点になると思います」
―違う雰囲気で臨むにあたって、気持ちに変化はある?
「今大会はW杯ということで、4年に一度の集大成ということでもありますが、いろいろな面で注目されている大会で、フットサルの将来も自分たちの活躍次第で変えていけるというか、新しい道をつくっていけると思っているので。そういった面ではここに携わっているすべての選手、スタッフが、この大会に懸ける思いは非常に強いですし、自分たちが歴史をつくろうという気持ちで明日のピッチに立とうという気持ちになっています」

●FP小曽戸允哉(バサジィ大分)
―4年前は開幕戦、同じブラジルからゴールしたが?
「そうですね。その試合は自分が決めたというよりも、負けた悔しさが残っているので、明日はそういう気持ちにならないように、みんなでしっかり戦って良い結果を出したいなと思います」
―4年前と比べて手応えは?
「当時は自分が何も分からない状態でしたが、今回はミゲル監督になって3年半くらいまとまってやれたので。その点に関しては自分自身も手応えがあります」
―押し込まれる展開になると思うが?
「それは間違いないと思いますけど、自分たちがしっかりDFをやって、いかに我慢できるかという戦いになると思います。その中でも自分たちのカウンターからとかチャンスをつくって良い勝負をしたいと思います」
―ブラジルに良いイメージはある?
「とくにはないですね。明日決めたらそういうことも言えると思うので、頑張ります」
―変にリスペクトをし過ぎてはいない?
「もちろんリスペクトはしていますが、だからといって手を抜くことはなく、思いっきりぶつかりたいなと思います」
―北原選手が出られないが?
「本当に亘さんはDFの中心としてチームを引っ張って行ってくれるので、難しい試合になることは間違いないと思いますが、亘さんの分もみんなで力を合わせて頑張ればと思います」
―明日もゴールを決めてください。
「頑張ります」

●FP稲葉洸太郎(バルドラール浦安)
―いよいよですが?
「やれることを、やりますっていう感じ。自分が持っているもの、それ以上は出ないので、普段からやれることを全部出し切ります」
―すごく大きなチャンスだと思いますが、そういう気持ちは?
「ありますね。やっぱりこれだけ注目されている大会は初めてだし、そういう中で、本当にフットサルを見たことがない人も多分見てくれることがあると思う。そういう人たちに向けて、フットサルは本当に楽しいんだよ、こういうフットサルの世界があるんだよと知ってもらうために、もう一回次見たいと思ってもらうために、良いプレーをしたいと思います。また、今までフットサルに携わって応援してくれてきた方たちにも自分たちが結果で恩返しする形で取り組みたいです」
―ブラジルは何回もやり辛い思いもした相手だが、怖い? 楽しみ?
「怖いっていう気持ちはないかな。楽しみですね。代々木でもやっていますし、自分たちのできることとか、ある程度わかっているので。自分たちが何を頑張らないといけないか、何を気をつけないといけないか、どこでチャンスがあるか。それが分かっているので、そういう意味では楽しみです」
―足の状態は?
「もう大丈夫です!!」

●FP星翔太(バルドラール浦安)
「いつもと変わらず。特に今までどの試合も勝つためにやってきたので、ブラジル戦も変わらずにやれることをやっていきたいと思います」
―ブラジル戦でも変わらない?
「変わらないですね。どの相手にも勝ちたいと思ってトレーニングをしてきたし、そういう気持ちで臨んでいるので。強い相手だという認識はありますが、心持は変わりません」
―押し込まれる展開になると思うが?
「そうですね。そこは代々木でも確認できたので、そこをもう少し減らして、自分たちの攻撃の時間を増やせていけたらなと思っています」
―親善試合を見て、状態は良さそうだが?
「疲労はすごく溜まっていたので、自分の中では良いと思わなかったのですが、周りからそうやって見られているということは、良い状態になっていると思うので、そこは自信を持って臨みたいと思います」
―今の状態は?
「やっと取れてきて、やっと本当に11月1日に向けて体をつくってきたので、一番良い状態だと思います」

●FP三浦知良(横浜FC)
―戦術面での不安は?
「たくさんですね。不安って言うのは、自分がそこまで経験していないので、そういう部分では、やればやるだけ経験不足を実感しています。ただ不安と言うより、楽しみのことが多い。不安を数えても、そんなの僕は、もともと時間も費やしていないから。そこまでの時間、フットサルに費やしていない。他のみんなと比べたら、比べものにならない。みんなに比べたら未経験に近いので。でも、やってきたこと、それを出すしかない。そういう意味で楽しみです」
―1週間前に対戦したが、手応えは?
「ブラジルが本番に向けて1週間で、どういうコンディションになるかはわかりませんが、そういうことよりも自分たちが先週、ブラジルとやったときの自信とか足りなかったことを自分たちでも分かっていると思う。良かったことはどんどん出していければいいと思いますし、修正点はこの1週間で自分たちの頭の中に入っていると思います」
―W杯前日、どういう気持ちですか?
「そうですね。割と普通だなという感じですね」
―ファルカン選手が、カズ選手が来て日本のフットサルが変わったと話していたが?
「どうですかね。でも、僕が来て、良かったか、悪かったか。変わったか、変わらなかったかは今、分かることではないので。これは本当に、もしかしたら4年後とか、10年後に、何か評価されることはあるかもしれませんが、今は評価するのは難しいことだと思います。まぁ、自分も本当に予選を突破して、日本が少しでも上に行くということを望んできている。それが達成できるように自分は協力するだけなので、思い切ってやりたいと思います」

●FP木暮賢一郎(名古屋オーシャンズ)
―ミーティングで話したことを要約して?
「要約して、ですか(笑)。弱冠、自分でしゃべっていて、感極まってしまったので、あんまり…。そうですね。キャプテンとして、アジア選手権の決勝前にも言ったんですが、キャプテンとしてうるさいことを言ったり、どこまでできたかはわかりませんが、付いてきてくれてありがとうございますということと。また、自分自身は今回で3回目ということで、W杯は1回でも立つことは難しい。ケガであったり、タイミングでったり、4年に1回の周期と言うことで、出たくても誰もが出られるものではないし、1回でも出られること自体幸運なことを3回できたことは、すべての自分に関わる人に感謝している。1回目に出たときは、ラファとか、(星)翔太のように若くて、どちらかというと自分がゴールをして、結果を出して海外に行きたいという想いが強かった。2回目に出たときは海外での経験も積んで、中心選手でありながらも、チームが苦しいときに、今の自分の立場であるキャプテンとかを、どこまで助けられたかで悔いも残っている。今回はキャプテンですが、ここにいるチームメイトのおかげで、3回のうち1番良い状態で入れることを感謝していると伝えました。あとは日本のフットサルの未来を切り開くというチャンスを、与えられたことに感謝して。ただ、負けたらどうしようとか、結果が出なかったらどうしようではなく、自分たちの後ろにはファンであったり、家族であったり、支えてくれる人たちがいるから、うまくいかなくても、信じてやっていこうという話をしました」
―日本とブラジルの差は?
「日本とブラジルの歴史を見れば、それだけ縮まってきているので、自信を持ってできると思います。失うものは何もないと思います。ブラジルに勝とうが、引き分けようが、負けようが、それで終わりじゃない。それはポルトガル戦も一緒。3試合を終えて、掲げている1次リーグ突破と言うことが、3試合を終えたときに出ていることが大事。ただ、明日の試合が良かった、悪かったということは、次を見据えて、どういう結果であれ、ポルトガル戦に向けてやるだけですし、ポルトガル戦が終わったらリビアに向けてやるだけです」
―自信を持って戦える?
「自信を持って戦えることは、非常に明確になっている。そのコンセプトをブラジル相手でも、スペイン相手でも、ロシア相手でも、イラン相手でも、自分たちのやるべき掲げているフットサルのスタイルを100%出せれば、どこにでも勝てると思う。出来なければ、もちろん負ける。それが0-1なのか分からない」
―サッカーの代表がブラジルに0-4で負けた試合は見ましたか?
「見ました。それはより拮抗した、今大会でブラジルとスペインがやって、どちらが勝つか分からないレベルでも、1-4、1-5に開く試合があるわけですから」
―ブラジルの強さは?
「代々木のブラジルではないと思っていますし、ただ、今まではブラジルがどういうコンディションでもああいう戦い方はできなかったと思いますし、自分もしたことがなかった。もちろん細かいところを分析すれば、チャンスは多かったですし、レベルも高い。それは内容であって、勝負の結果ということに関しては、やれるだけのグループであることは間違いない。それを100%高いレベルで、その日に出せるのか。80%で勝てる相手ではないですし、90%でも勝てる相手ではなくて、100%やりきれば勝てる。ミゲルも話していましたが、ポルトガル、ブラジルと2回チャンスがある。2回とも100%かもしれないし、どっちか1回かもしれない。2試合ともできなければ、目標達成は難しい」
―コンディションは?
「初戦は亘がいないことも、亘自身の役割もそうですし、単純に一枚少ないことはブラジル代表相手には負担もかかります。それが数字的にはもちろん、多少、亘が戻った状態と比べれば。一枚足りない事実はありますが、トップじゃないと勝てないので」
―冒頭15分で、追い込んだ練習をしていたように見えたが?
「準備は非常に良いと思いますし、そういう選手だけじゃなくメディアの方、会場に来てくれるサポーターであったり、家族であったり、日本でも代々木なり旭川でのああいう声援を含めて、自分たちに追い風というか、メンタル的にも追い風を感じているので、心身ともに良い状態であることは間違いありません」
―歴史を変えたいね。
「そういうことを言わしてもらっているので、実現させたいと思っています。ただ、失敗を怖がる必要もない。僕らはトライしていく姿勢を見せていくことが、この先のフットサル界につながっていくと思うので、そういう雄姿というか、100%やり切る姿を見せる。ちゃんとやれれば結果もついて来ると思いますし、3試合やって、3試合目まで、グループステージ突破がもつれることは間違いない。明日のブラジル戦、ポルトガル戦で悲観することはないし、最後のリビア戦までしっかり戦い切っていけば、通過する可能性は残ると思う。僕は最初にリビアとやって、絶望感が漂うよりも、最後にリビアとできるのは、僕らは良いモチベーションできると思いました」
―このグループに入って、この対戦順は良かった?
「まぁ、ネガティブというか、違うグループだったらなというのは否定はできません。でも、それは僕らが決めることじゃないですし、与えられた中では戦う組み合わせはポジティブな要素だと思いますし、明日がリビア戦だったら、全然違う状況だったと思います」

(取材・文 河合拓)

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