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フットサル日本代表vsフットサル・アルゼンチン代表 試合後ミゲル監督コメント

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 フットサル日本代表は15日にフットサル・アルゼンチン代表と対戦し、1-5で敗れた。試合後、ミゲル・ロドリゴ監督は試合を総括し「アルゼンチンに祝福するとともに、反省し、修正点を確認し、別府でリベンジしたいと思います」と、18日にの試合での勝利を誓った。

 以下、アルゼンチン戦後、ミゲル・ロドリゴ監督コメント

「まずはアルゼンチンにおめでとうと言いたい気持ちです。前半に関しては相手のゲームでした。うちの守備が機能せず、単純にプレスを掛けることができませんでした。後半に入るとうちのリズム、形もつくれてゴール前に攻め込むシュートチャンスをつくれて互角になりました。今、アルゼンチンの監督とも話したが、互角という話をしました。ただ、最後にゴールに入ると言う意味では、向こうが実現してうちはゴールに運べなかった。

 スペインの言い回しに『このゲームは3日間、続けても点を取れない』、『勝てない』と言い表すゲームがありますが、今日はそういう流れの試合になったと思います。もちろん。一つの側面ですが、フィジカル面、シーズンインしてから各クラブでトレーニングを始めたばかりということもあると思います。ですから、ゲームの中でもルーズボールへの反応が遅かったり、五分五分のシーンで相手に勝る場面はほとんどありませんでした。昨日の公式練習の後にも話をしましたが、アルゼンチンはマンマークで、引いて、カウンターというチームです。その通りのことが見事に形になり、その武器で彼らは勝利しました。あとうちの方で言えば、攻撃に関しては、数々のおしいシュートがあったが、それらがポストに嫌われGKのファインセーブにもあった。それがなければ、今日のゲームはこういう結果にならなかった。パワープレーで努力をして、その中でもチャンスはつくれたが、どうしても入らなかった。ここダメだなと言う形から、個人技で入った1点だけでした。まとめますと、アルゼンチンに祝福をするとともに、反省し、修正点を確認し、別府でリベンジしたいと思います。

―プレスをかけきれなかったのをハーフタイムにどう修正した?
「言い方としては『攻撃のことを意識して、どうやって守った相手をこじ開けるか』ですが、『守備がなければうちは始まらない』とも話しました。一つの要因として、フィジカルの側面は確実にあります。もう一つは守備における心のスタンス。引いて守っているマンマークに頭の中においていて、そこばかりを考えている。守備がおろそかになっている感じがしました。1対1で特にタッチラインは突破された。ラファ(逸見勝利ラファエル)、(森岡)薫ら、うちの選手の何人かは不用意に飛び込んでいた場面が多かった。後半に入って修正は利いてきたが、フィジカル面、マインド面は前半に機能しなかった理由かなと思います。ただ、一本目のシュートが入るとか、そういうところはダメージが大きかった。こっちは5本打って、2本ポスト。向こうは1本打って、1本決めた。なかなかつらい状況ですが、それがアルゼンチンのスタイル。トップ8に入るようなチームは、そういうところで勝てる。そこは仕方がない」

―W杯後に入った若手の評価と融合は?
「これまでも話してきましたが、W杯に参加していない選手も参加することで、一回、チーム力は落ちると思っていました。融合はまだ一歩目です。また、前のチームの違いでは攻撃に輝きを持つチームに生まれかわりつつあります。その部分と引き換えに、守備には脆弱性がある。攻撃的な部分ではできていますが、守備の徹底はできていません。W杯を経験していない仁部屋(和弘)は良いパフォーマンスでしたし、室田(祐希)も良かった。吉川(智貴)も。みんなコンディション的には十分じゃなくいですし、これ以上のことを見せられる選手だと思いますが、良かった。滝田(学)、渡邉(知晃)も良かったですし、良いプレーをしていても、負けることがあるが、それは将来に活かさないといけないし、重要な経験ができていると思います。今日の中では、デビュー戦の室田が一番光っていたと思います」

「今日は、アルゼンチン側には、サッカーゴールが必要でしたね(苦笑)」

(取材・文 河合拓)

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