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パリ五輪世代U-21日本代表がU-21ポルトガルとの接戦制す! 小田先制ゴールから一時同点も…PK献上の藤尾がAT勝ち越し弾

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FW藤尾翔太(右)が決勝ゴール

[11.22 国際親善試合 U-21日本 2-1 U-21ポルトガル ポルティマン]

 パリ五輪世代のU-21日本代表は22日、欧州遠征の第2戦でU-21ポルトガル代表と対戦し、2-1で勝利。前半20分にFW小田裕太郎(神戸)が先制ゴールを挙げ、後半33分にPKで追いつかれる。しかし後半アディショナルタイムにFW藤尾翔太(徳島)が勝ち越しゴールを決めた。

 2024年のパリ五輪を目指すU-21日本代表は、18日の欧州遠征初戦でU-21スペイン代表に0-2と敗戦。実戦数が少なかった欧州勢との試合で、大きな経験値を得た。

 第2戦では先発メンバーを5人変更。4-2-3-1の布陣で、GKは鈴木彩艶(浦和)、4バックは左からDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DF木村誠二(FC東京)、DF鈴木海音(栃木)、DF半田陸(山形)が並ぶ。ボランチはMF川崎颯太(京都)とMF山本理仁(G大阪)。2列目は左がMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、右がMF松村優太(鹿島)、トップ下はMF鈴木唯人(清水)を置く。1トップは小田を配置。キャプテンマークは山本が巻いた。

 互いに決定機を作り合う中、前半20分に日本が先制ゴールを挙げる。左サイドで斉藤からパスを受けたバングーナガンデが左足でクロス。ゴール前でフリーになっていた小田が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。小田は今年3月のドバイカップU-23以来の参戦。同大会初戦でゴールを挙げて以来、U-21代表で2ゴール目となった。

 ポルトガルの反撃を防ぎつつ、日本も攻勢を強めるが、追加点は奪えないまま後半に折り返す。ハーフタイムに川崎が下がり、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)が投入される。後半11分には山本の浮き球ロングパスが最前線へ。斉藤が斜めの動きで相手守備陣の裏に抜け出すが、トラップし切れず惜しくも決定機を逃した。

 その後は立て続けに選手交代。斉藤、小田、松村、バングーナガンデに代えて、MF三戸舜介(新潟)、MF西川潤(鳥栖)、藤尾、DF加藤聖(長崎)が入る。すると後半32分、相手のFKのこぼれ球が藤尾の手に当たり、ハンドの判定。PKを献上し、痛恨の同点ゴールを決められた。

 だが、借りは即返す。後半アディショナルタイムに左サイドから加藤がクロスを上げると、ファーサイドにはPKを与えた藤尾が待ち構える。胸トラップから右足で押し込み、勝ち越しゴールを決め切った。

 劇的ゴールで日本が2-1の勝利。欧州遠征は初戦でスペインに敗れたが、第2戦でポルトガルから勝利を収め、1勝1敗で終えた。

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