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FW道脇豊の豪快ヘッドで先制も…逃げ切れなかったU-17日本代表、ウズベキスタンに追い付かれてドロー発進

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豪快なヘディングで先制点を奪ったFW道脇豊(熊本)

[6.17 AFC U17アジアカップGL第1節 U-17日本 1-1 U-17ウズベキスタン]

 AFC U17アジアカップは17日、グループリーグ第1節を開催し、D組に入るU-17日本代表がU-17ウズベキスタン代表と対戦。前半8分に日本が先制するも、後半38分にウズベキスタンに追い付かれ、初戦は1-1のドローに終わった。日本は20日の第2節でベトナムと対戦する。

 アジアの頂点、そして参加16チーム中、上位4チームに与えられるU-17W杯出場権獲得を目指す戦いが始まった。日本は4-4-2のシステムを採用。GKに後藤亘(FC東京U-18)、最終ラインは右からDF松本遥翔(鹿島ユース)、DF永野修都(FC東京U-18)、DF土屋櫂大(川崎F U-18)、DF小杉啓太(湘南U-18)、ドイスボランチにMF矢田龍之介(清水ユース)とMF山本丈偉(東京Vユース)を並べ、サイドハーフは右に佐藤龍之介(FC東京U-18)、左に吉永夢希(神村学園高)、2トップにはFW道脇豊(熊本)と名和田我空(神村学園高)が配置された。

 昨年8月のウズベキスタン遠征中に対戦し(当時はともにU-16代表)、ウズベキスタンに0-3で敗れた日本は、“リベンジ”を果たした上で白星スタートを切りたいところ。試合開始早々の前半3分に日本がゴールを脅かす。自陣でルーズボールを拾った名和田がハーフウェーラインを越えると意表を突いたロングシュート。前に出ていたGKの頭上を越えたボールはゴールに向かったが、惜しくもポストを叩いて先制点とはならなかった。

 しかし、前半8分に日本が試合を動かす。小杉から左サイドでボールを受けた吉永がクロスを供給すると、ゴール前に飛び込んだ道脇がヘディングで豪快に叩き込み、スコアを1-0とした。

 前半16分には相手のカウンターをファウルで阻止した土屋にイエローカードが提示される。

 ウズベキスタンにボールを保持される時間こそ長くなるが、集中力を高く保った守備で簡単には決定機を作らせない。ボールを奪ってもなかなか効果的な攻撃につなげられなかったものの、同33分、右サイドから山本が送った浮き球のパスに走り込んだ道脇がPA内からフィニッシュ。しかし、枠を捉えたシュートは相手GKに弾き出されてしまった。

 1-0と日本がリードしたまま後半を迎えると、開始直後に日本に決定機。右サイドから送られたクロスに反応した名和田が相手と入れ替わってPA内でフリーに。至近距離からシュートを放つが、距離を詰めた相手GKの好セーブに遭い、ネットを揺らすには至らなかった。

 後半15分に日本ベンチが動き、吉永に代えてMF川村楽人(東京Vユース)を左サイドハーフの位置に投入。直後のCKでは、名和田が蹴り出したボールに土屋が飛び込むが、ヘディングシュートは相手GKの正面を突いてしまう。同24分には道脇と名和田に代え、FW高岡伶颯(日章学園高)とMF杉浦駿吾(名古屋U-18)を最前線に送り込んだ。

 なかなか追加点を奪えずにいると、後半38分にウズベキスタンに一瞬の隙を突かれてしまう。浮き球のパスからPA内に走り込んだFWサイドフに右足で蹴り込まれ、終盤で同点に追い付かれてしまった。

 後半アディショナルタイムには危機を迎えるが、スルーパスから抜け出したサイドフのシュートを後藤がストップして難を逃れる。その後、両チームに勝ち越しゴールは生まれず。1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

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