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なでしこJに“ムードメーカー”が帰還! 高橋はな「私がいる周りは、たぶん良い空気が広がっていると思う(笑)」

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なでしこジャパンDF高橋はな

「私がいる周りは、たぶん良い空気が広がっていると思う(笑)」。日本女子代表(なでしこジャパン)に“ムードメーカー”が帰ってきた。

 昨年11月の代表活動中に右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ったDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)は、6月10日に行われたWEリーグ最終節で戦列に復帰。その3日後に発表された、女子ワールドカップに臨む日本女子代表メンバー23人に滑り込んだ。

 池田太監督がメンバー発表時に「しっかりと成長し、W杯に向けて準備を進めてくれた」と語ったように、高橋も「この合宿に向けて、自分自身ができることを取り組んで来た」と胸を張る。“本番”に向けて実戦の機会は少ないが、「やれるかやれないかは自分次第だと思っている」と力を込めた。

 19年に初招集された高橋は、今回が自身初となる女子W杯。もちろんピッチに立つことを目指すが、今は何よりもサッカーができること、代表に戻って来れたことに喜びを感じている。

「今はサッカーができる喜びや、ここ(代表)でやれる幸せというのを噛み締めながらやっている。誰もがこのチームに入れるわけではないので、やはりここに来るというのは、それだけの責任や覚悟というのが必要になる。色々な思いを背負ってやっている」

 そうした中でも、自分の役割は自覚しているつもり。なでしこジャパンきってのムードメーカーは、「自分自身が常に楽しくありたいタイプで、自然と明るくなれば良いなと思っている。やはり色々な先輩からチーム力が大事だと言われている中で、普段のコミュニケーションや楽しい空気というのはすごく大切になってくると思う」とし、違う形でもチームに貢献していくつもりだ。

(取材・文 成田敏彬)
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