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なでしこJ初招集から約4か月で掴んだ女子W杯行き…守屋都弥は世界との“戦い”に自信も「必ずチャンスは作れる」

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なでしこジャパンDF守屋都弥

 日本女子代表(なでしこジャパン)初招集から約4か月で世界への“切符”を掴んだ。DF守屋都弥(INAC神戸レオネッサ)は、自身初となる女子ワールドカップに向けて「一日一日を大切にする」つもりだ。

 今年の2月、SheBelieves Cup(アメリカ)に参戦する日本女子代表に初選出された守屋は、代表活動中の負傷で途中離脱。試合に出場することなく、帰国を余儀なくされた。

 それでも、4月に行われた欧州遠征で再び招集されると、ポルトガル女子代表戦(○2-1)の後半からピッチに立ち、なでしこジャパンデビュ―。デンマーク女子代表戦(●0-1)でも途中出場から持ち味の攻撃参加を見せ、女子W杯を戦う権利を手にした。

 守屋は代表での日々を振り返り、「代表というところは自分もイメージしていたが、予想より和やかに感じている」と過ごしやすい様子。約3週間後に迫った開幕に向けては「(合宿開始から)5日が過ぎて、初戦もあっという間に来る。何もなかった1日があるともったいないので、そこは大事にしていきたい」と気を引き締めた。

 WEリーグで相手を上回ったスピードは、海外の選手相手には互角か少し劣る可能性も。守屋は「よーいドンだと負けてしまう」としつつも、だからこそ「タイミングというのは大事にしたい」。「裏へ抜けるタイミングは自分の持ち味でもあるので、そこからのクロスの質をこだわってやっていけば、必ずチャンスは作れる」と自信をたぎらせる。

(取材・文 成田敏彬)
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