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「1点は1点でもうれしさが違う」貴重な先制点の田中碧、アジア杯選外は移籍市場への配慮?

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貴重な先制点を決めたMF田中碧

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 今冬の移籍が取り沙汰されている日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)はアジアカップの登録メンバーに選出されなかった。

 メンバー発表会見で森保一監督は「招集できる条件の中でベストということでこのグループを作らせていただいている」と説明。田中のほかにも、MF鎌田大地(ラツィオ)、MF伊藤敦樹(浦和)、FW古橋亨梧(セルティック)といった常連組が招集されなかった。

 森保監督は「詳しくはお話しできないが、招集できなかったり、グループ全体を見て招集していないこともある。チーム編成をするにあたり、いろんな条件の中でベストを選んだということでご理解いただきたい」と話すにとどめたが、会見前に行われたタイ戦に先発し、後半23分からはキャプテンマークも巻いた田中の選考には特段の事情があったと考えるのが自然か。

 後半5分には貴重な先制点も決めていた田中。「1点入れば(展開が)オープンになるし、そこからはチャンスを多く作れた」。試合の流れを大きく引き寄せた先制点に「点が取れて良かったし、先制点を取れたというのは、1点は1点でもうれしさが違う」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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