beacon

アジア杯初戦は佐野海舟とのコンビで先発か、守田英正は「若いし、伸びしろもたくさんある」と太鼓判

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF守田英正

 14日のアジア杯初戦でベトナム代表と対戦する日本代表のダブルボランチはMF守田英正(スポルティング)とMF佐野海舟(鹿島)のコンビになりそうだ。

 9日に完全非公開で行ったヨルダンとの練習試合後、森保一監督はMF遠藤航を起用しなかったことを明かしており、プレミアリーグで連戦が続いたチームキャプテンに関しては、ベトナム戦もスタートからの起用は見送る可能性が高まっている。

 そのベトナム戦にボランチの位置で先発したと見られるのが守田と佐野。「コンディションを上げる試合だったと認知している」(守田)という一戦を経て、「(ドーハで)直接合流した僕らと、元日に試合をした選手たちとでコンディションはまちまちだったけど、数日経ってコンディションはいい状態で来れている」と、個人としてもチームとしてもベトナム戦に向けて仕上がってきた手応えはある。

 佐野とのコンビについては「あいつが合わせるより僕が合わせる方がいいのかなと。彼の特徴をまず知らないといけない」と指摘。佐野が途中出場でA代表デビューした昨年11月16日のミャンマー戦(○5-0)に守田も途中出場したが、4-1-4-1のシステムで守田はアンカー、佐野がインサイドハーフという関係性だったこともあり、まだ模索中だ。

「彼もアンカーをやりたかったというか、そっちの方が性に合っているというようなことを言っていたけど、動きたがる選手なので、守備に重きを置きながらも奪ったあと前に出て行きたいタイプなのかなと思ったし、僕が後ろにいた方が安定するのかなと。そこはまだつかめてないというか、探っている」

 練習だけでは分かり合えない部分があるのも確か。公式戦という舞台にはなるが、試合の中で連係を深めていくことも大事になりそうだ。今回の登録メンバー26人の中でボランチが本職の選手は遠藤、守田、佐野の3人だけ。23歳の佐野に懸かる期待も大きいが、守田は「学ばないといけないところはたくさんあると思うけど、若いし、伸びしろもたくさんある。謙虚なので、楽しいし、いい選手だなと率直に思う」と太鼓判を押していた。

(取材・文 西山紘平)

●AFCアジアカップ2023特集
西山紘平
Text by 西山紘平

TOP