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日本の相手はバーレーン!ヨルダンを撃破し、韓国ドローで逆転首位通過!

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先制点を決めたバーレーンのFWアブドゥラ・ユスフは194cmの長身ストライカー

[1.25 アジア杯グループE第3節 ヨルダン 0-1 バーレーン ドーハ/ハリファ]

 アジアカップは25日、グループEの第3節を行い、ハリファ国際スタジアムでヨルダン代表とバーレーン代表が対戦した。3位のバーレーンが首位ヨルダンを1-0で下すと、2位韓国がマレーシアと3-3で引き分けたため、逆転で首位に浮上。決勝トーナメント1回戦で日本と対戦することが決まった。

 第2節終了時点で首位に立つヨルダンと3位に付けるバーレーン。日本代表がこのグループの首位チームと決勝トーナメント1回戦で対戦するとあって、ともに首位通過の可能性を残す両チームによる注目の一戦となった。

 すでにグループリーグ突破を決めているヨルダンは第2戦の韓国戦(△2-2)から先発5人を変更。すでにイエローカードを受けている主力4選手をベンチに置いた。一方、引き分け以上でグループリーグ突破が決まるバーレーンは第2戦のマレーシア戦(○1-0)から先発3人を入れ替えた。

 ヨルダンは過去2試合、3バックの中央を務めたDFヤザン・アルアラブをベンチスタートとした影響か、最終ラインの乱れから背後を突かれる形で何度もピンチを招いた。バーレーンは前半34分、スルーパス1本で194cmの長身ストライカー、FWアブドゥラ・ユスフが抜け出し、GKとの1対1から難なく先制点を奪った。

 バーレーンの1点リードで前半を折り返すと、もう1会場では韓国がマレーシアに1-0でリードしていた。このまま終われば韓国が1位通過となり、バーレーンが2位、ヨルダンが3位で通過するところだったが、ここからマレーシアが韓国を逆転。ヨルダン、韓国がともにリードを許し、このまま終わればバーレーンが勝ち点6で首位に立ち、決勝トーナメント1回戦で日本と対戦するという展開になった。

 ヨルダンは後半27分、CKからセカンドボールをFWヤザン・アルナイマトが強烈な左足ボレーで狙うが、バーレーンのGKイブラヒム・ルトファラがしっかりキャッチ。1点を追う展開で後半29分に一挙3人を交代したが、最後まで累積警告のある主力4人をピッチに送り込むことはなかった。

 別会場では韓国が同点に追いつき、後半アディショナルタイムには3-2と逆転に成功した。そのままなら韓国が首位通過となるところだったが、その後、マレーシアが3-3の同点に追いつき、劇的なドロー。この結果、勝ち点6のバーレーンが首位通過となり、決勝トーナメント1回戦で日本と対戦することが決まった。韓国は勝ち点5で2位通過。勝ち点4のヨルダンは3位通過となった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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