日本代表は31日、アジアカップ決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦する。午後2時30分(日本時間午後8時30分)のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、バーレーンはドーピング違反によるサッカー活動の暫定停止処分から明けたばかりのDFハザ・アリを先発起用した。

　バーレーン代表のハザ・アリはグループリーグ初戦の韓国戦(●1-3)後のドーピング検査で、自身の検体から禁止物質が検出されたため、今月24日にアジアサッカー連盟(AFC)からサッカー活動停止の暫定処分を受けていた。ところが30日、AFCはハザ・アリの処分を取り消すと発表。理由は明らかにしていないが、その後の調査によって疑惑が晴れたとみられる。

　ハザ・アリはバーレーン代表通算5試合出場の左SB。昨年秋の北中米W杯アジア2次予選から主力に定着し、ドーピング検査が行われた初戦の韓国戦、処分が決まる前に行われた第2戦マレーシア戦(○1-0)に先発出場していた。処分後に行われた25日の第3戦ヨルダン戦(○1-0)は登録メンバー外だったが、処分明け初戦の日本戦でさっそくの電撃復帰となった。

　暫定的なサッカー活動停止処分の対象は公式戦や練習試合だけでなく、日々のチームトレーニングも含まれるため、ハザ・アリは少なくとも29日まではバーレーン代表の練習に不参加。30日のトレーニングには参加したとみられるが、わずか1日でのぶっつけ本番となる。なお、左SB以外の先発メンバーはヨルダン戦の先発がそのまま入っている。

[バーレーン]
先発
GK 22 エブラヒム・ルトファラ
DF 3 ワリード・アルハヤム
DF 4 サイド・バケル
DF 18 モハメド・アデル
DF 19 ハザ・アリ
MF 6 モハメド・アルハーダン
MF 7 アリ・マダン
MF 8 モハメド・マルフーン
MF 10 カミル・アルアスワド
MF 15 ジャシム・アルシャイク
FW 9 アブドゥラ・ユスフ
控え
GK 21 サイド・ジャファル
DF 17 サレム・フサイン
DF 23 アブドゥラ・アルハラシ
DF 26 フサイン・アルエケル
MF 5 モハメド・アブドゥルワハブ
MF 12 アリ・ハサン
MF 13 モセス・アテデ
MF 16 アブドゥル・カユーム
MF 24 ジャシム・ヘライフ
MF 25 イブラヒム・アルワリ
FW 14 アブドゥラ・アルハシャシュ
FW 20 マフディ・アルフマイダン
監督
フアン・ピッツィ

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