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人生初金髪の関根大輝「恥ずかしくて言えない…」参考にしたイケメン俳優とは

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DF関根大輝

 あえて目立つ色に、人生で初めて髪を染め上げた。DF関根大輝(柏)は今月4日、U-23日本代表のメンバー入りが決まった日に美容室に向かった。「髪で目立つ分、プレーも目立たないといけない」と金髪の意図を明かした。

 サッカー一筋でまい進してきた。静岡学園高2年次に全国高校サッカー選手権優勝を経験。拓殖大でもサッカーの研鑽を続けると、昨年5月に3年生にして2025シーズンの柏レイソル加入が内定した。さらに24年1月には4年生進級を控えたなかで大きな決断。パリ五輪出場に向けたレベルアップを目指し、卒業1年前倒しで柏入りを決めた。

 U-23日本代表には2度の招集を経て、3月の国内合宿にも選出された。2試合目のU-23ウクライナ戦ではフル出場し、右CKで高さを生かしてMF佐藤恵允のゴールを演出。187cmの高身長と攻守の高い連動性でアピールに成功し、パリオリンピック出場を懸けた最終予選となるU23アジアカップのメンバー入りを果たした。

 金髪の理由を報道陣に問われると、その場の雰囲気に合わせて「大学のサッカー部は染めるのが禁止で…でも、もう辞めたので」とおどける様子を見せた。しかし本当の理由は、パリ五輪出場に向けた覚悟の現れだ。「(目立つのは)髪だけでなく、プレーでもしっかり応えられるように。自分へのプレッシャーも含めて変えてきた」と力を込めた。

「これあんまり恥ずかしくて言えないんですけど…」とさらに裏事情を明かす。柏のチームメイトには代表入りしたら金髪に染めることを話していたという。髪色は「(立田)悠悟くんとか、犬飼(智也)選手に相談した」。その結果、俳優・小栗旬さんが金髪に染めていたときのイメージに決まった。

 高校時代はCBとしてプレーしていたこともあり、守備ポジションは複数可能だ。アジア勢のロングボール戦術にも大きな対策となる。さらに、攻撃面でも右サイドからの打開に期待が懸かる。タイプの違う右サイドハーフ山田楓喜、平河悠、藤尾翔太とは前回の活動でも連係を醸成。「特徴は(お互いに)掴めているので、いいコンビネーションが出せる」と自信をのぞかせていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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