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W杯予選、五輪の秘密兵器…槙野、扇原らが新スパイクをお披露目

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 アディダスの最新スパイク「プレデター リーサル ゾーン」の製品発表会が7日、都内のZepp東京で開催され、現役選手も参加してのイベントが行われた。

 選手のボールスキルを最大限に引き出すというコンセプトのもと開発された「プレデター リーサル ゾーン」。6月1日の発売に先駆け、日本代表やU-23日本代表の選手たちが新作スパイクを履いてデモンストレーションを行った。

「プレデター リーサル ゾーン」の最大の特長は「必殺5ゾーン」。アッパー部分に「ドリブル」「ファーストタッチ」「スイートスポット」「ドライブ」「パス」の5つのゾーンが配置され、各ゾーンにはそれぞれのスキルに必要な最新鋭の機能が搭載されており、試合のあらゆる局面で、より正確なボールスキルをもたらすという。

 この日のイベントは2部構成で行われ、第1部の討論会にはゲキサカコラムでもお馴染みのサッカー解説者のセルジオ越後氏や元日本代表の名波浩氏、宮本恒靖氏らが出席し、「日本サッカーがより強くなるために必要なこと」をテーマに討論。第2部にはDF槙野智章(浦和)、MF藤本淳吾(名古屋)、MF梶山陽平(F東京)、MF扇原貴宏(C大阪)、DF鈴木大輔(新潟)、MF小島秀仁(浦和)の6選手が参加し、実際に「プレデター リーサル ゾーン」を履いて5つのアトラクションにチャレンジした。

「必殺5ゾーンチャレンジ」と題されたアトラクションでは、障害物をよけながらのジグザグドリブルのタイムを槙野と梶山が争い、梶山が僅差で勝利(ドリブルゾーン)。シュートの球速を競った槙野、小島、鈴木の3選手は、小島と槙野が117kmを計測し、鈴木の105kmを上回った(ドライブゾーン)。

 動くドラム缶の間を通すアトラクションには小島、梶山、扇原の3選手が挑戦し、全員、1回で成功(パスゾーン)。バズーカから放たれたボールをトラップするゲームには梶山、鈴木、藤本が参加した(ファーストタッチゾーン)。

 最後はゴールのクロスバーに付けられたUFOを狙って蹴る“キックターゲット”。槙野、扇原、藤本の3選手が挑戦し、止まった状態のUFOには槙野が4回目で当て、動くUFOには藤本が2回目のキックで見事に的中させた(スイートスポットゾーン)。

 イベントを終えた扇原は「これから必殺5ゾーンを駆使して、試合でも活躍したい」とコメント。藤本も「すごく軽くて履きやすい。必殺5ゾーンで精度の高いFKやパスを出して、さらに高いレベルに自分を上げてがんばっていきたい」と、新スパイクを気に入った様子だった。

「小学6年生からプレデターを履いている」という槙野は「6月に始まるW杯最終予選、それと僕には関係ないと思うけどロンドン五輪と、このスパイクを履いて大事な試合を戦っていきたい」と冗談交じりに意気込み、オーバーエイジでのロンドン五輪出場にも乗り気?だった。

(取材・文 西山紘平)

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