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大宮新外国人FWノヴァコヴィッチが練習合流、「『ノバ』と呼んで」

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 大宮アルディージャにドイツ2部ケルンから期限付きで加入したFWノヴァコヴィッチが3日の練習からチームに合流した。ノヴァコヴィッチは07-08シーズンにブンデスリーガ2部で得点王を獲得したこともある大型ストライカー。スロベニア代表としても通算54試合出場19得点を記録。10年南アフリカW杯ではグループリーグ3試合すべてでフル出場している。

 また大宮は現スロベニア代表のFWズラタンも獲得済み。ベルデニック監督を含めたスロベニアパワーで現在15位からの巻き返しを狙っている。

 初日の練習を終えた190cmの大型FWは大宮の公式サイトにコメントを残し、「大宮アルディージャに来ることが出来て非常に嬉しく思っています。自分の力を出して、チームが残留出来るよう、そしてより上の成績を目指せるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。

以下、一問一答
―初日の練習を終えて。
「まず、大宮アルディージャに来ることが出来て非常に嬉しく思っています。そしてクラブにも感謝したいと思います。日本は初めてですが、友人から日本のことは聞いておりました。みなさんがとても親切で来日してから全てがパーフェクトに物事が進んでおります。自分としては新しいチャレンジですし、自分の力を出して、チームが残留出来るよう、そしてより上の成績を目指せるように頑張りたいと思います。今日のようにとても暑い中でトレーニングすることは簡単なことではありませんが、プロとしてこの状況でもしっかりとプレーすることが当然だと思いますし、これをいかに乗り越えるかが大事だと思います。また、乗り越えて行きたいです」

―ニックネームは?
「自分の名前は難しい(笑)と思います。ドイツでも呼ばれていましたが、『ノバ』と呼ばれていました。みなさんも呼びやすいのではないでしょうか」

―移籍を決断した理由は?
「今回の移籍は簡単な決断ではありませんでしたが、自分の人生、常に前進しなければいけないと思っていますし、自分にとっての新たなチャレンジだと思い決断しました」

―チームが上昇するために必要なことは?
「まず毎日の練習の中で全力を出し切ることが第一だと思います。そしていかなる時でも楽しく、毎日の練習の中で成長を続けて行かなければなりません。その中では監督の要求を満たしていくことも大事ですし、現時点でのチームの状況を考えると勝点3をとっていくことも重要です。その勝点を取るためには選手それぞれが自信を持ってプレーすること、毎日のトレーニングで全力を出すことや、試合に入ったら始めの1分から試合終了までベストを尽くすということが、結果を導き出すことに繋がるのだと思います。また、選手一人では何も出来ませんし、チーム全員で結果を求めていかなければならないと思います」

―ストロングポイントは?
「得点力だと思います。ブンデスリーガ(FCケルン)でも多くのゴールを決めてきました。そして自分のスピード、経験を活かしてゴールを決めるということがクラブへ持ち込めることだと思います。そのためにも自分のコンディションを上げて一日も早く溶け込み、チームとしていかに戦っていくか(チャンスを作り出すか)を見つけ出し、(沢山のゴールを決めることによって)最終的に結果につなげていきたいです」

―ファン・サポーターのみなさんへメッセージを。
「我々はみなさんのサポートなしではプレーしていくことは出来ません。チームは残念ながら現時点ではあまり良くない状況ですが、我々はみなさんと共に常にポジティブな姿勢でこの状況を乗り越えていかなければなりません。そして、残された試合はまだ15試合あります。個人としてもパワーと経験を生かしながらクラブの助けになるようなプレーをしていきたいと思います。ファン・サポーターのみなさんは我々にとって12番目の選手です。力を合わせて戦いたいですし、試合が終わったらみなさんが笑顔でスタジアムから帰れるようにプレーしていきたいと思います」

[写真]昨季ケルン在籍時、アウクスブルクMF細貝と競り合うノヴァコヴィッチ(左)

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