苦しみながらもC大阪が山村弾で白星発進!町田はチャンスで上回るも敗戦
[2.28 J2第1節 町田0-1C大阪 町田]
4年ぶりにJ2を戦うFC町田ゼルビアが、ホームに優勝候補の一角、セレッソ大阪を迎えた開幕戦。クラブ史上最多の10112人の観客で埋まった町田市立陸上競技場での一戦は、FWブルーノ・メネゲウのアシストからMF山村和也が決勝点を挙げる。新戦力の活躍でC大阪が開幕白星を飾った。
2013年にJ2基準の新スタジアム完成後初のチケット完売となり大観衆を背に戦う町田のフォーメーションは、4-4-2。2トップの一角に山形から完全移籍したFW中島裕希、中盤左サイドに千葉から期限付きで加入のMF谷澤達也が入った。
1年半ぶりに復帰したFW柿谷曜一朗がキャプテンマークを巻くC大阪は、トップ下の柿谷、1年で川崎Fから復帰したFW杉本健勇ら先発のうち7選手を新加入選手が占めた。
[スタメン&布陣はコチラ]
昨季J3では1試合平均0.5失点(36試合18失点)という堅守を誇った町田と、柿谷、杉本ら攻撃陣にタレントが揃うC大阪。立ち上がりはC大阪がボールを握ったが、最初のチャンスは町田がつくる。前半9分、MF鈴木崇文の右からのクロスに中島が飛び込んだが、GKキム・ジンヒョンが先にボールに触ってシュートを許さない。
その3分後にはC大阪が反撃。ブルーノ・メネゲウが倒されて得たFKで、MFソウザのクロスからファーサイドのDF山下達也が左足で合わせたが、GK高原寿康の正面を突いて得点とはならなかった。
前半の中盤に入ると、町田がペースをつかむ。前半26分、FW鈴木孝司のスルーパスに中島が抜け出したが、GKキム・ジンヒョンが飛び出してセーブ。直後には、DF土岐田洸平のスルーパスからMF森村昂太がPA内で左足を振り抜いたが、再びGKキム・ジンヒョンに阻まれ得点には至らない。
その後も町田のペースが続く。前半32分、MF李漢宰の素早いリスタートからDF星野悟がアーリークロス。鈴木孝がシュートまで持ち込んだが、DF茂庭照幸のブロックにあう。
町田のタイトな守備を前に、前線でボールがおさまらず流れの中ではチャンスをつくれなかったC大阪。後半、ようやくパスをつないでシュートまで持ち込む。11分、右サイドでボールを持った柿谷がドリブルで中央へ流れてブルーノ・メネゲウへ。中央へドリブルを試みてボールが流れたところを、杉本が素早く反応し右足を一閃。シュートはゴールマウスをとらえたが、GK高原が好セーブでピンチを防いだ。
杉本のゴールからC大阪が町田陣内に攻める場面が増えたが、失点をゼロで乗り切ると再び流れを引き寄せると、前線まで飛び出した星野に森村がループパスを送る。しかし、GKキム・ジンヒョンが飛び出して先制点を許さない。
ペースを引き渡したかに見えたC大阪だったが後半26分、ブルーノ・メネゲウのCKを山村がヘディングで叩き込み、ついに均衡を破る。交代枠をすべて使って同点を狙う町田だったが、決定機を逃したのが最後まで響き、4年ぶりのJ2勝利はお預けとなった。
(取材・文 奥山典幸)
●[J2]第1節 スコア速報
4年ぶりにJ2を戦うFC町田ゼルビアが、ホームに優勝候補の一角、セレッソ大阪を迎えた開幕戦。クラブ史上最多の10112人の観客で埋まった町田市立陸上競技場での一戦は、FWブルーノ・メネゲウのアシストからMF山村和也が決勝点を挙げる。新戦力の活躍でC大阪が開幕白星を飾った。
2013年にJ2基準の新スタジアム完成後初のチケット完売となり大観衆を背に戦う町田のフォーメーションは、4-4-2。2トップの一角に山形から完全移籍したFW中島裕希、中盤左サイドに千葉から期限付きで加入のMF谷澤達也が入った。
1年半ぶりに復帰したFW柿谷曜一朗がキャプテンマークを巻くC大阪は、トップ下の柿谷、1年で川崎Fから復帰したFW杉本健勇ら先発のうち7選手を新加入選手が占めた。
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昨季J3では1試合平均0.5失点(36試合18失点)という堅守を誇った町田と、柿谷、杉本ら攻撃陣にタレントが揃うC大阪。立ち上がりはC大阪がボールを握ったが、最初のチャンスは町田がつくる。前半9分、MF鈴木崇文の右からのクロスに中島が飛び込んだが、GKキム・ジンヒョンが先にボールに触ってシュートを許さない。
その3分後にはC大阪が反撃。ブルーノ・メネゲウが倒されて得たFKで、MFソウザのクロスからファーサイドのDF山下達也が左足で合わせたが、GK高原寿康の正面を突いて得点とはならなかった。
前半の中盤に入ると、町田がペースをつかむ。前半26分、FW鈴木孝司のスルーパスに中島が抜け出したが、GKキム・ジンヒョンが飛び出してセーブ。直後には、DF土岐田洸平のスルーパスからMF森村昂太がPA内で左足を振り抜いたが、再びGKキム・ジンヒョンに阻まれ得点には至らない。
その後も町田のペースが続く。前半32分、MF李漢宰の素早いリスタートからDF星野悟がアーリークロス。鈴木孝がシュートまで持ち込んだが、DF茂庭照幸のブロックにあう。
町田のタイトな守備を前に、前線でボールがおさまらず流れの中ではチャンスをつくれなかったC大阪。後半、ようやくパスをつないでシュートまで持ち込む。11分、右サイドでボールを持った柿谷がドリブルで中央へ流れてブルーノ・メネゲウへ。中央へドリブルを試みてボールが流れたところを、杉本が素早く反応し右足を一閃。シュートはゴールマウスをとらえたが、GK高原が好セーブでピンチを防いだ。
杉本のゴールからC大阪が町田陣内に攻める場面が増えたが、失点をゼロで乗り切ると再び流れを引き寄せると、前線まで飛び出した星野に森村がループパスを送る。しかし、GKキム・ジンヒョンが飛び出して先制点を許さない。
ペースを引き渡したかに見えたC大阪だったが後半26分、ブルーノ・メネゲウのCKを山村がヘディングで叩き込み、ついに均衡を破る。交代枠をすべて使って同点を狙う町田だったが、決定機を逃したのが最後まで響き、4年ぶりのJ2勝利はお預けとなった。
(取材・文 奥山典幸)
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