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風間グランパス初年度でJ1復帰、寿人「フロンターレの初優勝が自信になった」

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FW佐藤寿人は風間サッカーに自信を深めていた

[12.3 J1昇格PO決勝 名古屋0-0福岡 豊田ス]

 クラブ史上初の屈辱から1年、名古屋グランパスがJ1復帰を決めた。J1昇格プレーオフでの勝ち上がりながら、「1年でJ1復帰」という課せられた使命を果たした。

 大改革。今季の名古屋を語る上では外せないワードだ。初のJ2降格という屈辱を味わったクラブは、大幅な血の入れ替えを決断。そして風間八宏監督を招聘したことで、これまでのスタイルを180度転換するサッカーに切り替えた。

 風間監督は「最初からすべてが揃っているわけではないことは分かっていた。どう戦うチームに変えていくかを考えていた」。今季より加入したベテランFW佐藤寿人も「積み上げることの難しさを感じたシーズンだった」と、難しかったシーズンを振り返る。

 ただこの日の試合に関しては、前日の出来事が心理的な面でプラスに働いていた。2日のJ1第34節で、昨季まで風間監督が率いていた川崎フロンターレが逆転で初優勝を飾った。

 これについて問われた風間監督も「上手いと強いが同じなんだということを彼らは証明してくれた。Jリーグにとっては素晴らしいこと」と祝福。そして寿人も自らこの話題を取り上げると、「フロンターレが初優勝したことは、このサッカーを自信を持ってやれるというところでは大きかった」と発言。「やってみると想像以上の難しさはありましたけど、それを一つの結果として残せたというところでは良かった」と“風間サッカー”への信頼、そして自信をより深めているようだった。

(取材・文 児玉幸洋)
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