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1年でのJ1復帰ならず…福岡、終盤の猛攻実らず“1点”に泣く

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アビスパ福岡はJ1昇格を逃した

[12.3 J1昇格プレーオフ決勝 名古屋0-0福岡 豊スタ]

 1年でのJ1復帰は叶わなかった。シーズンを4位で終えたアビスパ福岡は、J1昇格プレーオフ決勝まで辿り着きながらも、名古屋グランパスと0-0のドローに終わり、最後の最後で力尽きた。

 J1昇格のためには90分間で勝利しなければならない福岡は、序盤からフィニッシュに持ち込む場面を作ると、同19分には決定機を創出。しかし、MF山瀬功治が放った強烈なミドルシュートはクロスバーを叩き、こぼれ球に反応したFW仲川輝人のヘディングシュートは好反応を見せたGK武田洋平にストップされてしまう。その後は押し込まれる時間帯が続きながらも、体を張って粘り強く守り、GK杉山力裕のセーブなどで耐えしのぐ。

 1点が必要な福岡は、後半13分にDF駒野友一のピンポイントクロスをFWウェリントンがヘディングシュートでネットを揺らすが、これはオフサイドの判定に取り消される。その後も何とか名古屋ゴールをこじ開けようと最後まで攻撃の手を緩めず、圧力を掛け続けたが得点は生まれずに0-0の引き分けに終わった。

 試合終了のホイッスルが吹かれると、FWウェイントンは仰向けに倒れ込み、DF冨安健洋はピッチ上に座り込んだ。MF城後寿がウェリントンに手を差し伸べ、整列に向かったものの、1年でのJ1復帰を果たせなかった選手たちは呆然と立ち尽くしていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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