公式戦6戦無敗でバトン渡す浦和・大槻暫定監督…槙野「濃い時間を共有できた」柏木「本当に熱い監督だった」
[4.21 J1第9節 浦和0-0札幌 埼玉]
ピッチを後にする際、ファン・サポーターから大きな拍手が贈られる。暫定で浦和レッズの指揮を執った大槻毅監督は、公式戦6試合無敗(4勝2分)とチームを立て直し、オズワルド・オリヴェイラ新監督にバトンを渡すことになった。
J1リーグ開幕5試合未勝利(2分3敗)となったチームは、4月2日に堀孝史前監督の解任、そして大槻育成ダイレクターが暫定的にトップチームの指揮を執ることを発表した。直後の4日に行われたルヴァン杯GL第3節広島戦(△0-0)を今季公式戦初の無失点で終えると、その後はリーグ戦3連勝、そしてルヴァン杯で1勝とチームを上昇気流へと乗せた。19日にはオリヴェイラ氏の新監督就任が発表され、札幌戦は大槻体制ラストマッチとなった。
前半をスコアレスで終えた試合は、後半もスコアが動かず。0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。大槻監督は試合後に「勝ち点3を取らせてあげられず、非常に申し訳ないと思っている。埼玉スタジアムで勝ち点3を取れないことは非常に悔しい」とラストマッチで勝利を届けられずに悔しさを滲ませた。
しかし、苦しむチームを立て直したのは間違いない。DF槙野智章が「短い時間だったけど、非常に濃い時間を共有できた。素晴らしい結果を出せたし、浦和レッズというチームがまた一つにまとまった。個人としてもチームとしても大槻監督から、学ばなければいけないことがたくさんある」と語り、MF柏木陽介が「本当に熱い監督だった。メリハリがしっかりしていたので、こういう雰囲気に持ってこれたのかなと思うし、すごく感謝している」と感謝を示している。
大槻監督が与えた影響を選手たちがそう感じたように、ファン・サポーターも同様の思いを持っていたようだ。「今回トップチームの仕事をさせて頂けたのは名誉なこと。クラブに感謝している」と語った指揮官がピッチを去る際、スタジアム全体から送られた拍手の大きさがそれを物語っていた。
(取材・文 折戸岳彦)
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ピッチを後にする際、ファン・サポーターから大きな拍手が贈られる。暫定で浦和レッズの指揮を執った大槻毅監督は、公式戦6試合無敗(4勝2分)とチームを立て直し、オズワルド・オリヴェイラ新監督にバトンを渡すことになった。
J1リーグ開幕5試合未勝利(2分3敗)となったチームは、4月2日に堀孝史前監督の解任、そして大槻育成ダイレクターが暫定的にトップチームの指揮を執ることを発表した。直後の4日に行われたルヴァン杯GL第3節広島戦(△0-0)を今季公式戦初の無失点で終えると、その後はリーグ戦3連勝、そしてルヴァン杯で1勝とチームを上昇気流へと乗せた。19日にはオリヴェイラ氏の新監督就任が発表され、札幌戦は大槻体制ラストマッチとなった。
前半をスコアレスで終えた試合は、後半もスコアが動かず。0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。大槻監督は試合後に「勝ち点3を取らせてあげられず、非常に申し訳ないと思っている。埼玉スタジアムで勝ち点3を取れないことは非常に悔しい」とラストマッチで勝利を届けられずに悔しさを滲ませた。
しかし、苦しむチームを立て直したのは間違いない。DF槙野智章が「短い時間だったけど、非常に濃い時間を共有できた。素晴らしい結果を出せたし、浦和レッズというチームがまた一つにまとまった。個人としてもチームとしても大槻監督から、学ばなければいけないことがたくさんある」と語り、MF柏木陽介が「本当に熱い監督だった。メリハリがしっかりしていたので、こういう雰囲気に持ってこれたのかなと思うし、すごく感謝している」と感謝を示している。
大槻監督が与えた影響を選手たちがそう感じたように、ファン・サポーターも同様の思いを持っていたようだ。「今回トップチームの仕事をさせて頂けたのは名誉なこと。クラブに感謝している」と語った指揮官がピッチを去る際、スタジアム全体から送られた拍手の大きさがそれを物語っていた。
(取材・文 折戸岳彦)
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