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「法令にも違反する行為」サポーターが相手チームバスを取り囲んで威嚇…仙台が再発防止策の実施を発表

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仙台が再発防止策の実施を発表

 ベガルタ仙台は24日、J2第20節・ジュビロ磐田戦後に起きた事象の反省に基づき、再発防止策として警備体制、試合運営体制および監視体制の強化を実施すると発表した。

 仙台は14日、ユアテックスタジアム仙台で11日に行われた磐田戦の試合後、一部の仙台サポーターが磐田選手の試合中のパフォーマンスに抗議するため、立ち入り制限エリアに進入して磐田のチームバスを取り囲み、威嚇するなどの危険行為があったと報告。その結果、同バスの出発が遅延したほか、関係者、業者の車両の出入り、および業務に影響が出る事象が発生していた。

 クラブは「立ち入り制限エリアへの侵入を防げなかったこと、立ち入り制限エリアに侵入したサポーターを退去させることができなかったこと、および、違反者を特定するための監視体制が不十分だったことが主な発生原因と認識しております。誠に申し訳ございませんでした」と改めて謝罪している。

 そして今回のリリースについて「その反省に基づき、再発防止策として、非常時の警備対応マニュアルを整備して警備会社と共有し、警備体制を強化するとともに、ホームゲーム管理規程の見直しを行い、試合運営体制および監視体制の強化を図るものです。何とぞご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。バスを取り囲み、威嚇するなどの行為は法令にも違反する行為であり、絶対に再発させることのないよう、厳正に対応してまいります」とし、ホームゲーム管理規程の改正内容をクラブ公式サイトに記載した。

 具体的には「第6条(禁止行為)」の禁止項目に「立ち入り制限エリアへの侵入(項番(1)として)」と「拡声器の応援統率以外での使用(項番(8)として)」を追加。また、「第6条(禁止行為)」の注記に「※安全管理上、観客席やスタジアム周辺をカメラで撮影する場合がございます。違反行為や禁止行為が行われた場合、警備員や係員の目視により違反者の特定に努めさせていただきますが、特定困難な場合は撮影した画像などを使用することもございます。 ※違反行為が生じ、入場禁止などの処分が必要となった場合、該当者は顔写真を撮影いたします。本撮影は監視・違反者の特定・処分行為の徹底以外には使用いたしません。」という内容が追記された。

以下、「ベガルタ仙台試合運営管理規程」の改正内容

第6条(禁止行為)
運営責任者が特に必要と認めた場合を除き、いかなる施設においてもJリーグ試合運営管理規程第4条(禁止行為)および次の各号に掲げる行為をしてはならない。

※安全管理上、観客席やスタジアム周辺をカメラで撮影する場合がございます。違反行為や禁止行為が行われた場合、警備員や係員の目視により違反者の特定に努めさせていただきますが、特定困難な場合は撮影した画像などを使用することもございます。
※違反行為が生じ、入場禁止などの処分が必要となった場合、該当者は顔写真を撮影いたします。本撮影は監視・違反者の特定・処分行為の徹底以外には使用いたしません。

(1) 立ち入り制限エリアへの侵入
(2) 故意的な座席の確保
(3) 通路や階段に立ち止まっての観戦や応援
(4) 座席に立っての応援
(5) スタンド内での折りたたみ椅子の使用
(6) 承認を受けていない販売行為、ポスター・ビラの配布、掲出及び募金、署名、調査活動、物販販売
(7) 指定場所以外での横断幕の掲出、大型フラッグや太鼓等の鳴り物の使用
(8) 拡声器の応援統率以外での使用
(9) 以下に定める横断幕の掲出や行為
1.クラブが許可していない、団体や個人名を表示した物(営利目的以外のものも含む)
2.誹謗中傷的な内容のもの、公序良俗に反するとみなした横断幕の掲出
3.その他クラブが不適切と判断する内容と掲出行為
4.スタジアム内の広告物、案内表示などを覆い隠す掲出行為
5.座席や通路を覆い隠す掲出行為
6.緩衝地帯への掲出
※以上に当てはまる内容・行為の場合、幕類(横断幕・ゲートフラッグ等)を撤去いたします。
(10) 試合後、特に夜半の騒音
(11) 一般的に罵声、中傷と認められる行為
(12) 試合の運営または進行を妨害し、他人に迷惑または危険を及ぼす等の恐れがあると警備従事員が認める行為
(13) スポーツ・インテグリティを保持できないと運営責任者が判断した行為や言動

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