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24年ぶり長良川でリーグ戦開催の名古屋、痛恨ドローでV逸決定…10人鳥栖が89分同点劇

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名古屋は鳥栖と痛恨ドロー

[10.27 J1第31節 名古屋1-1鳥栖 長良川]

 名古屋グランパスサガン鳥栖は1-1の引き分けに終わった。勝ち点を1しか積み上げることの出来なかった名古屋は、今季のV逸が決定。勝ち点を37にした鳥栖は、J1残留が決定した。

 名古屋は今季のホームゲーム2試合を岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行う。豊田スタジアムで世界ラリー選手権が行われるためで、名古屋の長良川主催試合は、1999年5月5日清水戦以来、24年ぶりのこととなる。

 前半からVARが介入する際どい判定が連発した。まずは前半10分、鳥栖がDFラインからのロングボールを裏を取ったMF長沼洋一の横パスからMF堀米勇輝を経由して、FW小野裕二がゴールに流し込む。しかしこの流れでトラップした長沼の腕にボールが当たっていたとしてVARが介入。オン・フィールド・レビューを経て、得点が取り消された。

 その後、圧倒的にゲームを支配した名古屋も前半41分、飛び出した相手GK朴一圭からFW永井謙佑がボールを奪って無人のゴールに流し込む。しかしここでも永井がヘディングでボールを奪った直に腕に当たっていたとしてVARチェック。そしてオン・フィールド・レビューが行われ、永井のハンドと判定された。

 後半に入ると、鳥栖はより試合運びが難しくなる。後半5分、名古屋がFWキャスパー・ユンカーが反転してDFの裏へ抜け出そうとしたところをDF{山崎浩介}}が止めてしまう。清水勇人主審はレッドカードを提示。鳥栖は残り40分超を10人で戦うことになった。

 すると後半20分、再三の揺さぶりで好機を作り続けていた名古屋がついに仕留める。左サイドからDF藤井陽也が左サイドから出した浮き球をMF久保藤次郎がダイレクトで折り返すと、ユンカーが押し込んで先制点を奪った。

 追いかける鳥栖は後半27分から後半開始からの出場となっていたMF手塚康平に代えて、25年入団内定の特別指定MF日野翔太を投入。後半37分にはFW西川潤を投入するなど、何とか反撃を試みる。

 すると10人ではやはり難しいかと思われた後半44分だった。左サイドを縦に仕掛けたFW横山歩夢の鋭いクロスをニアで頭で合わせたFW富樫敬真のゴールによって同点。途中出場の2人による同点劇で、鳥栖がドローに持ち込んだ。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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