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東京Vが16年ぶりのJ1昇格達成! 森田のハンドでPK弾許すも…終了間際に染野が昇格決定弾、清水は初の2年連続J2に

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FW染野唯月

[12.2 J1昇格PO決勝 東京V 1-1 清水 国立]

 J1昇格プレーオフは2日に決勝を行い、東京ヴェルディが16年ぶりのJ1昇格を果たした。東京Vは清水エスパルスと対戦し、1-1のドロー。東京Vは後半18分に先制を許したが、後半アディショナルタイムにPKを獲得した。FW染野唯月が決め切って劇的同点ゴール。年間順位で上位の東京Vがレギュレーションにより昇格を決めた。

 年間順位で3位の東京Vは、引き分け以上で16年ぶりのJ1昇格が決定する。J1昇格プレーオフ準決勝・ジェフユナイテッド千葉戦からメンバー変更は無し。4-4-2の布陣でGKはマテウス、4バックは左からDF深澤大輝、DF谷口栄斗、DF林尚輝、DF宮原和也。ボランチ2人はMF稲見哲行とMF森田晃樹。左サイドにMF齋藤功佑、右サイドにMF中原輝。2トップにFW山田剛綺とFW染野唯月が並んだ。

 清水が昇格する条件は勝利のみ。準決勝・モンテディオ山形戦からFWカルリーニョス・ジュニオが先発復帰した。4-2-3-1の布陣で、GKは準決勝に続いて大久保択生。4バックは左からDF山原怜音、DF高橋祐治、DF鈴木義宜、DF原輝綺。ボランチ2人はMFホナウドとMF白崎凌兵。2列目は左からC・ジュニオ、MF乾貴士、MF中山克広で、1トップはFWチアゴ・サンタナとなった。[両スタメン&布陣]

 先制点がほしい清水は序盤から攻め立てる。敵陣まで迫ることでセットプレーのチャンスを量産。山原のキックで決定機を作るも、フィニッシュまでは持ち込めない。乾は中盤でゲームメイク。前半13分には右サイドにロングキックを通し、局面を打開した。

 東京Vも時間とともに主導権を握る。前半15分には稲見のパスを受けた齋藤が右足シュートを放つも、相手選手のブロックに遭う。同17分、左サイドでボールを収めた森田が右足でクロス。PA中央の染野がヘディングシュートで合わせるが、ミートせずにゴール枠外に飛んだ。

 中盤ではゲームメイカー同士、森田と乾が激しく競り合う。また東京Vは右サイドから中原が、清水は右サイドから中山と原が深い位置までボールを運ぶが、ゴールネットを揺らすことはなく、前半はスコアレスで折り返した。

 ハーフタイムで両チームともに交代はなし。残り45分で得点が動かなければ、東京VのJ1昇格が決まる。

 清水は後半3分、C・ジュニオのクロスにT・サンタナが合わせようとするが、林のブロックに遭う。後半開始早々からゴールへの高い意識を見せた。東京Vは6分、右CKの流れからゴールを脅かす。宮原がドリブルで進み、PA手前から右足シュート。ゴール左隅のコースはGK大久保に阻まれた。

 清水は後半15分、C・ジュニオを下げてDF北爪健吾を投入する。3バックに変更し、原が右CBへ。北爪は右WBに入った。

 その直後、後半18分に試合が動く。東京Vキャプテン森田が自陣内のハンドでPKを献上。清水は昨シーズンのJ1得点王であるT・サンタナがキッカーを務める。冷静にゴール右隅に決め切り、待望の先制点を手にした。

 一転して追いかける展開となった東京Vは後半21分に交代カードを切る。齋藤を下げ、2025シーズン加入内定の特別指定選手、東洋大3年MF新井悠太が出場した。清水も25分に交代枠を使用。中山に代えてMF岸本武流が入った。

 さらに、東京Vは後半29分に2枚替え。山田と林を下げ、MF綱島悠斗とDF平智広が投入される。高身長の綱島は最前線に入り、平は左CBへ。谷口が右CBに移動した。同36分には稲見と深澤に代えて、DF山越康平とMF長谷川竜也を入れた。綱島が中盤に下がり、長谷川が染野と前線に張った。

 守り切りたい清水は後半38分に2枚替え。乾と原に代わり、FW北川航也とMF神谷優太が出場した。

 しかし終了間際に東京Vが待望のゴール。染野が敵陣内でファウルを受けてPKを獲得する。染野自身が決め、1-1と同点で試合終了。レギュレーションにより東京VがJ1昇格を決めた。

(取材・文 石川祐介)
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Text by 石川祐介

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