アビスパ福岡を率いる長谷部茂利監督が23シーズンの最優秀監督賞を受賞した。今季はルヴァンカップでクラブ史上初のタイトルを獲得するなど躍進の年になったが、「快挙と言われるようなプレーを選手がしてくれた。常に成長し続けて、強くなっていくところをみせてくれた」とまずは結果を出した選手たちを労った。

　自他ともに認める苦労人が、今季の最優秀監督になった。「指導者を始めて18年目かな。いろいろなカテゴリで勉強して、ヘッドコーチも監督代行もやった。水戸でチームを作ったことを評価されて、福岡に来た。出会いであったり、今までやってきた選手、コーチに感謝したい」と喜びを噛み締めた。

　前日に発表された優秀選手34人の中に、福岡の選手が3人が選ばれていた。これについても「非常に嬉しい」と話した長谷部監督。「認めていただいたな、と。選ばれた選手はまた選ばれるように。次はベストイレブンという、上には上がありますから。選ばれなかった選手も(来年)ここに来れるようにやってもらいないなと思います」と期待を寄せた。

(取材・文　児玉幸洋)

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