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MVP&得点王、ベスト11で賞金400万円に大迫「みんなにご飯を」武藤は拍手、苦楽をともにした山口、酒井「一人では取れなかった」

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 ベストイレブンには優勝したヴィッセル神戸から最多タイの4選手が選ばれた。MVPと得点王はFW大迫勇也が受賞。賞金合計400万円を受け取ることで、「チームメイトには感謝しているので、何かみんなにご飯だけでも」と話すと、横のFW武藤嘉紀が拍手をして、会見場を和ませた。

 その武藤はルーキーイヤーの14シーズン以来、2度目のベストイレブン受賞になった。「とにかく頑張ってサッカーをしていたら結果がついてきた」と振り返ると、「とにかくチーム全員がチームのために戦った。チームファーストが優勝に繋がった」と、当時とはまた違った感情があるようだ。

 DF酒井高徳は初受賞。「神戸に戻ってきて5年目になりますけど、築き上げてきたことが形になって、みんなの支えもあって個人的な賞も受賞出来て嬉しく思う。みんなと何かを勝ち取ること、優勝という形で受け取れたことは嬉しく思います」。チームの苦楽を知るだけに、喜びもひとしおのようだ。

 そしてMF山口蛍。C大阪時代の13年、17年に続く3度目の受賞となる。山口も19年に電撃加入。苦しい時期を乗り越えてきただけに、「チーム全員でこれることほど嬉しいことはない。神戸のサポーターも望んでいたことだと思うので、嬉しく思います。一人では取れなかった賞だなと思っています」と喜びを噛み締めた。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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