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“カズ超え弾”も生まれた広島vs川崎Fは激闘ドロー…GK上福元直人の神セーブ光る

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広島と川崎Fは2-2の引き分け

[4.28 J1第10節 広島 2-2 川崎F Eピース]

 J1第10節が28日に行われ、エディオンピースウイング広島で対戦したサンフレッチェ広島川崎フロンターレは2-2で引き分けた。広島は開幕10試合無敗(4勝6分)。川崎Fは2戦連続ドローで5試合勝ちなし(3分2敗)となった。

 前節終了時点で3位の広島と16位の川崎Fが顔を合わせた一戦。アウェーの川崎Fがボールを握る中、広島は前半19分に決定機を作り出す。

 左サイドのFKからキッカーのMF満田誠が右足でクロスを入れ、ファーへ流れたボールにMF越道草太が反応。右足で合わせるが、横っ跳びしたGK上福元直人に至近距離でセーブされた。

 その後もゴールに襲いかかる広島は前半38分に先制する。左サイドのDF佐々木翔が右足でクロスを送ると、ファーのFW大橋祐紀がDF佐々木旭やGK上福元と競りながらヘディングシュート。豪快にネットを揺らし、3試合ぶりとなる今季7得点目を挙げた。

 さらに前半45分、ペナルティエリア中央の大橋が相手を背負いながら落とし、MF松本泰志が右足で合わせる。しかし、GK上福元の指先をかすめたシュートはクロスバーに当たり、追加点とはならない。前半は広島の1点リードで終了した。

 川崎Fはハーフタイム明けからFWエリソンに代えてFW小林悠を投入。キックオフ直後には、その小林がDF瀬川祐輔とのパス交換からペナルティエリア右でチャンスを迎えるも、左足のシュートは距離を詰めていたGK大迫敬介に正面でブロックされた。

 それでも川崎Fの背番号11は後半20分に仕事を果たす。ペナルティエリア左外のFKから、キッカーを務めるMF脇坂泰斗が右足でクロスを供給。ファーでのこぼれ球を小林が右足で蹴り込み、今季初ゴールで1-1とする。また、J1通算140得点目で“キングカズ”ことFW三浦知良(現オリベイレンセ/ポルトガル2部)を抜き、単独7位となった。

 小林は後半29分に負傷交代を余儀なくされるが、その直後にFW家長昭博がGK大迫のクリアミスを逃さず、ペナルティエリア右で佐々木に競り勝ってボールを回収。マイナスに折り返すと、小林との交代で入ったばかりのFW山田新が右足で押し込み、逆転弾となる今季3ゴール目を記録した。

 しかし、わずか1分後に広島の満田が相手のクリアボールをカットし、右に流れながらクロス。MF加藤陸次樹が左足で決め、すぐさま同点ゴールを奪う。加藤は待望の今季初得点となった。

 再逆転を狙う広島は後半43分にもビッグチャンス。左サイドのDF志知孝明からのクロスがDFに触られ、浮いたボールにDF新井直人が左足で合わせると、相手に当たってファーへ。フリーの大橋がヘディングシュートを放つも、GK上福元のファインセーブで得点とはならない。そのまま互いに譲らず、2-2のドローに終わった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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