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プラン通りで鳥栖が先制も…「残りの数分締めないと」同点弾を悔やむDF山崎浩介

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全10試合で先発している鳥栖DF山崎浩介

[4.28 J1第10節 柏 1-1 鳥栖 三協F柏]

 前節の鹿島戦では4-2の打ち合いを制し、7試合ぶりの白星をつかんでいたサガン鳥栖。2021シーズン以来となる連勝を懸けて敵地での柏レイソル戦に臨んだ。鳥栖が三協フロンテア柏スタジアムで最後に黒星を喫したのは2014年9月23日で、10年負けなしという相性のいいスタジアムだ。

 試合は、前半14分という早い時間帯で、MF河原創のFKからFWマルセロ・ヒアンがヘディングで決めて先制に成功する。キャプテンマークを巻くDF山崎浩介は、いい流れで2試合ぶりとなる先制点を奪えたと指摘する。

「前半に関しては理想通りの前進の仕方ができましたし、その中で先制点もとれて、そこまでは自分たちのプラン通りで進められたのかなと思います」

 ところが、2トップから献身的なプレッシングがはじまる柏の守備に苦戦を強いられると、前半40分に同点を許してしまう。

「攻撃での保持ができなくなってきた分、守備に回る時間が長くなって、守備でも押し込まれてしまうような形が多かったので、ちょっとずつレイソルさんのペースになってきたのかなと思います」(山崎)

 90分を通して3本のシュートに抑え込まれ、チームとして最後のシュートは前半19分。ハーフタイムを含めて5枚の交代枠を使用したが、流れを引き戻すことはできなかった。

 川井健太監督は「守備のスイッチが入らずに後ろに後ろにいってしまった」と試合を振り返った。

 それでも、15本のシュートを浴びながらドローで終えたことには、「勝ち点1はポジティブに持ち帰りたい」と前を向く山崎。それでも、「今日に関しては前半最後の失点はチームとして防げる失点ですし、残りの数分締めないと、やっぱりプラス(勝ち点)2には持っていけないと思う」と、課題を挙げた。

「勝ち点3がベストですけど、勝ち点1を持ち帰って、次はホームでできますので、ファン・サポーターに勝ち点3を届けたい」と指揮官。鳥栖の次戦は5月3日、ホームに東京Vを迎える。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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