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町田が“東京クラシック”制す! 藤尾が3発に絡む大活躍、今季最多5得点で圧倒…東京Vは12戦ぶり黒星に

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FW藤尾翔太が3得点に絡む活躍

[5.19 J1第15節 町田 5-0 東京V Gスタ]

 J1リーグは19日に第15節を行った。FC町田ゼルビア東京ヴェルディのダービーマッチ“東京クラシック”は、町田が5-0で勝利。FW藤尾翔太は先制点のオウンゴール演出、そして2ゴールを挙げ、3得点に絡む活躍を見せた。

 前節・セレッソ大阪戦は終了間際の勝ち越し点で勝利した2位・町田は、先発メンバーの変更なし。4-4-2の布陣でGKは谷晃生、4バックは左からMF林幸多郎、DF昌子源、DFチャン・ミンギュ、DF鈴木準弥。2ボランチはMF仙頭啓矢とMF柴戸海。左サイドハーフはFW藤本一輝、右サイドハーフはMF平河悠。2トップはFWオ・セフンと藤尾が入った。

 11試合無敗を続ける東京Vは11位。前節・ガンバ大阪戦から先発を1人変え、MF見木友哉を起用した。4-4-2の布陣でGKはマテウス、4バックは左からDF翁長聖、DF千田海人、DF林尚輝、DF宮原和也。2ボランチはMF森田晃樹とMF綱島悠斗。サイドハーフは左が見木、右がMF山田楓喜。2トップはFW染野唯月とFW木村勇大が組んだ。

 町田が序盤から得意の形で攻め立てる。前半11分、藤本がPA左に入り込むも混戦からPA手前にボールが戻る。仙頭がPA右に鋭いパスを通すと、藤尾が強めの右足キック。折り返したボールは宮原のオウンゴールを誘発し、町田が早い時間帯での先制に成功した。

 追いかける東京Vだが、その後も攻めあぐねる時間が続く。一方、冷静に試合を運ぶ町田がしたたかに追加点を奪う。前半29分、右サイドからスローインでリスタートすると、鈴木が右足で大きくクロス。ゴール前の藤尾が体勢を崩しながらヘディングシュートで押し込み、2-0と点差を広げた。

 東京Vは枠内シュート0のまま前半を0-2で折り返した。ハーフタイムでは2枚替え。翁長と山田を下げ、MF齋藤功佑とFW山見大登を投入。左SBに宮原、右SBに綱島を移動させ、2ボランチは見木と森田が組む。左サイドに山見、右サイドに齋藤が入った。

 後半もペースを握ったのは町田。後半14分、敵陣PA内にボールが入ると、追いかけた平河が宮原に倒された。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入り、主審がモニターで確認した結果、町田にPKを与える。キッカーは藤尾。右足シュートはゴール右ポストに当たりながらゴールに吸い込まれた。今季5点目で3点差とした。

 東京Vは後半22分、木村が鋭い右足ミドルを放つが、GK谷にセーブされる。直後にはPA右から松橋が豪快なシュートを打ち込み、徐々に決定機を作り始めた。町田は24分に交代カードを切る。藤本に代えて、FWナ・サンホを投入。東京Vは27分に宮原を下げてDF深澤大輔が入った。

 町田は後半31分にオ・セフンと仙頭を下げ、FWミッチェル・デュークとMF下田北斗が出場。34分にはダメ押しの4点目が入る。左サイドから林幸がロングスローで敵陣PA内に入れると、クリアされたボールを柴戸が収めてPAライン上から左足ボレー。GKマテウスに触られながらもゴール右隅に入り、4-0となった。

 終了間際にも町田が最後のゴール。下田の左ミドルはGKマテウスにはじかれるが、こぼれたところを途中出場FWエリキが頭で押し込んだ。

 町田が今シーズン最多5得点と圧倒し、ダービーを5-0で勝利。一方、東京Vは今シーズン最多5失点を喫し、3月9日の第3節・C大阪戦以来となる12試合ぶりに黒星を喫した。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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