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古巣戦へ山形の"ダブル小林"が闘志

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 11日の大分戦に向け、モンテディオ山形の“2人の小林”が闘志を燃やしている。小林伸二監督にとって大分は02年にJ1昇格に導いた思い入れの深いチーム。右サイドバックで先発濃厚のDF小林亮も昨季所属した古巣との対戦になる。

 小林監督にとって自らがJ1昇格に導いたチーム同士の初対戦。過去に三浦俊也監督が昇格させた札幌と大宮が昨年対戦したのに続くJリーグ史上2例目の“偉業”だ。10日付のスポーツ報知によると、指揮官は「昨日、向こうのスタッフから電話が来て“こういう試合はなかなかない”と話した。うれしいよね」と感慨深い様子だった。

 小林亮は昨季大分でナビスコ杯優勝に貢献。「シャムスカ監督は決して怒らず、伸び伸びプレーさせてくれた。家族という表現がぴったりだった」と懐かしそうに話しながらも、「正直、負けたくない。両サイドのMFが上がると、大分は5バック気味になって、DFの前のスペースが空く。僕らサイドバックがしっかり、そこを突きたい」と恩返しの勝利を誓っていた。

(文 西山紘平)

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