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柏vs大分 試合後の選手コメント

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[4.29 J1第8節 柏2-1大分 柏]

 J1第8節は29日、9試合を行い、日立柏サッカー場では17位の柏レイソルと18位の大分トリニータが対戦。大分は前半38分にDF森重真人のゴールで先制したが、柏は後半36分にFW北嶋秀朗が同点ゴールを決めると、後半ロスタイムにはFW大津祐樹が逆転弾。2-1で今季リーグ戦8戦目で待望の初勝利を挙げた。最下位の大分は泥沼の5連敗となった。

<柏>
●FW大津祐樹
―劇的な決勝点だったが?
「神様っす、今。今だけは神様にしてください(笑)。途中交代で入って決めてやろうという気持ちだった。ヘディングは得意じゃないけど、気持ちが乗り移った。勝ち星がなかったので、いいときに取れてよかった。でも、ここで息を付かずに次につなげていきたい」
―ゴールの場面はフリーだったが?
「みんなが動いて空いたスペースに飛び込んだ。あれは決めなきゃいけない。出たからには結果を残さないといけないと思ってたし、前節は不発に終わったんで、出たらガンガンいこうと思っていた」
―ヘディングはめずらしい?
「高校生のころはあったと思うけど。頭を打ったからかな(笑)」
―フィジカルも強くなった?
「1年間、フィジカルをやってきたんで、それがいい形に出ている。倒れることもなくなったし、対等にできている」
―チームも初勝利だが?
「うれしすぎっす。最高です。きょう眠れるかな(笑)」
―相手が3人ぐらいで止めに来たときもあったが?
「楽しかったっす。どうかわしてやろうかと思って」
―ナビスコ杯のゴールとは違う?
「あまり変わらないけど、リーグではなかったし、いいときに取れたのがよかった。次につなげていくきっかけになれば」

●FW北嶋秀朗
―得点シーンは?
「クラちゃん(藏川)がいいボールをくれた。ヘディングは得意な形だったし、よかった。逆転するまではやらないといけないと思っていた。勝ちにつながるゴールを決められたのはよかった」
―難しいシュートだったが?
「あのヘディングに関しては天才的なんです。バックヘッド気味に決めるのが得意なんで」
―すぐにセンターサークルに戻ったが?
「引き分けはいらないと思っていた。次の1点を取らなきゃという気持ちだった。アップしているとき(大津)祐樹に“俺とお前でゴールを決めて勝とう”と話していた。有言実行ですね」

●GK菅野孝憲
「これを続けることが大事。これで勢いに乗らないとまずい。最後のピンチの場面は落ち着いてできた」

<大分>
●MF高橋大輔
―右サイドバックだったが?
「僕はしっかり残って対応するというイメージだった。4バックにしたのは相手に合わせるというより、メンバー構成とかバランス的なことだったと思う。サイドハーフがしっかりキープしたときは上がろうと考えていたけど、なかなか中盤で組み立てるまでにならなくて、まず守備とは考えていた」

●MF西山哲平
「この2試合の負け方は最悪。前回の試合も0-0で終わらせなきゃいけない試合だったし、きょうも絶対に勝たなきゃいけなかった。最後の失点はロスタイム。こういう失点は非常にこたえる。プラスに考えれば、内容自体は悪くないし、うちの方がいい時間もあった。できたことは前向きにとらえて、次の相手は強豪(G大阪)だけど、今は相手どうこうじゃない。ミスを恐れずにやろうという意気込みで臨みたい」

●DF森重真人
「失点は最後の個々のところ。そこの勝負で負けた感じ。2失点目はセットプレーでフリーでやらせた。マークがだれも付いてなかった。自分たちが交代してメンバーが変わったとき、どうするのか。大津のマークは(金崎)夢生だったけど、夢生が交代して、マークの指示が伝わってなかった。自分も言わないといけないし、一言あれば変わっていたと思う」
―ラスト10分を耐えきれなかった要因は?
「あれだけクロスを上げられたり、サイドを破られたりすれば、相手の得点の確率は上がる。サイドの時点で阻止できればいいし、あるいはひとつ前の中盤で阻止できればいい。一番いいのはFWのところで阻止すること。確率の問題だと思う」
―去年までなら勝ちパターンだったと思うが?
「自分もやっていて、勝ちパターンというか、うまく守れているという自信が今年は特にない。それがなぜなのか分からないけど、ヒヤヒヤする場面の方が多い

●GK西川周作
「戦い方はどんどん良くなってきている。まずは失点しないこと。最後のCKも蹴られるまでの時間が短かったけど、フリーの選手にだれかを付かせることができれば、あの失点もなかった。残り10分の経験というか、もっと冷静にやれればよかった。サイドから崩されている場面が多い。簡単に上げさせないことが第一だと思う」

(取材・文 西山紘平)

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