リーグ戦最下位に低迷する大分トリニータが元千葉のDF結城耕造(30)を獲得する可能性が出てきた。西日本新聞によると、11日から練習生として練習にテスト参加。J1、J2合わせて66試合に出場するなど実績十分のストッパーにシャムスカ監督は「いい動きをしている。ぜひ欲しい」と獲得を熱望したという。クラブ側は14日と17日の練習試合を見て、獲得するか判断する方針。

　5月末に左ひざの重傷から復帰したばかりのDF深谷友基が右足甲の捻挫で再び離脱。選手層の薄いセンターバックの補強は急務になっている。

　結城は03年から千葉でプレーし、オシム元日本代表監督の下、急成長を遂げた。185cmの長身で、空中戦、1対1に強さを発揮する。昨年6月には広島に期限付きで移籍し、J1昇格に貢献した。昨オフに千葉から戦力外通告を受け、プロ入りとともに休学していた早稲田大に復学。単位取得を目指しながら移籍先を探していた。

(文　西山紘平)