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J2通算100試合出場の苔口が決勝点、富山がホーム初勝利

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[4.30 J2第11節 富山1-0岐阜 富山]

 20位カターレ富山と21位FC岐阜の一戦は、FW苔口卓也の今季初ゴールが決勝点となり、劣勢の富山が1-0で制した。富山は5試合ぶり今季2勝目で、ホームでは今季待望の初勝利。一方の岐阜は2連敗で最下位に転落した。

 前半から試合を優勢に運んでいたのはアウェーの岐阜だった。前半40分、DF野田明弘の右クロスに合わせたFW佐藤洸一のヘディングシュートがクロスバーに弾かれるなど立て続けにチャンスをつくり、富山にほとんどシュートも打たせない。後半16分にはMF染矢一樹の左クロスをMF服部年宏が頭でそらし、佐藤がヘディングで狙うが、ゴール右へ。同19分にもMF廣田隆治が決定機を迎えたが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 すると後半23分、富山がワンチャンスを生かす。MF加藤弘堅のFKにDF松原優吉が競り勝ち、ゴール前でフリーの苔口が左足で押し込んだ。J2通算100試合出場の節目の一戦で今季初ゴール。「前半、ものすごい悪い試合をして、ハーフタイムに監督から前の3人に雷が落ちた。それでようやく目が覚めて、後半は多少だけどいい攻撃ができた」。少ないチャンスを逃さず、チームを勝利に導く決勝点。「自分のゴールよりチームが勝つことが一番だった」と、ようやく手にしたホーム初勝利に安堵の表情だった。

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