JFA プレミアカップ2012 supported by NIKE
[5.5 JFAプレミアカップ決勝 G大阪ジュニアユース4-1大宮ジュニアユース J-GREEN堺S1]

　大宮アルディージャのアカデミー史上初めて全国大会の決勝へ進出した大宮アルディージャジュニアユース(関東/埼玉)だったが、目標の日本一にはわずかに届かなかった。0-1の前半23分にMF高柳拓弥(14)の右CKからファーサイドのFW立石爽志が鮮やかな右足ボレーをゴールへ叩き込む。前半半ばはハイレベルなポゼッションで相手を振り回し、またカウンターから迎えた危機はGK加藤有輝(14)の好セーブで死守。関係者を唸らせた10番MF黒川淳史(14)のスルーパスが決定機につながるなど、勝機は十分にあった。

　ただ、相手のプレッシャーの速さに苦しみ、慌てて精度を欠いた場面の増えた後半に突き放されて敗戦。悪い流れを選手たちで変える事ができなかった。今大会でクラブの歴史を変えたイレブンだったが、初の日本一は夏の日本クラブユース選手権や冬の全日本ユース(U-15)選手権で再挑戦。CB古谷優気主将(14)は「凄い悔しい。絶対に負けたくなかった。どんなプレッシャーの中でも剥がせる技術と負けないメンタルを鍛えて(次はG大阪JYを)圧倒できるように頑張る」。また加藤は「プレミアカップ以上に闘争心を見せてやらないといけない。(G大阪JYに)リベンジしたい」と誓っていた。
　
(取材・文　吉田太郎)

---

▼関連リンク
ゲキサカプレミアカップ特設
JFAプレミアカップ特設