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『キャプテン翼』の高橋陽一氏ら4名1チームが日本サッカー殿堂入り!!「少しは日本のサッカー界の役に立てたのかな」

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『キャプテン翼』の高橋陽一氏も殿堂入りを果たした

 日本サッカー協会(JFA)は22日に理事会を行い、第19回日本サッカー殿堂に4名と1チームを掲額することを決議した。

 日本サッカー殿堂は投票選考として満60歳以上の「日本サッカー界に永年にわたり、顕著な貢献をした選手」、特別選考として「日本サッカー界の発展に顕著な貢献をした者」らを掲額するもの。今回は特別選考として大澤英雄氏、大仁邦彌氏、セルジオ越後氏、高橋陽一氏、2011年の女子ワールドカップを制した日本女子代表(なでしこジャパン)が殿堂入りすることとなった。

 大澤氏は現在の全日本U-12サッカー選手権大会の創設に尽力し、大学でトップチームに入れない選手の出場機会確保の場としてインディペンデンスリーグ(Iリーグ)を創設するなど日本サッカーの発展に寄与した。

 大仁氏は02年の日韓W杯開催にあたってスタジアム整備を進めたほか、強化推進本部副本部長として同大会における日本代表の躍進に貢献。第13代JFA会長も務めた。

 解説者としても著名なセルジオ氏は、サッカー教室で50万人以上の少年少女を指導。JFAは「受講者から、後にJリーグ選手や日本代表選手になった者は枚挙にいとまがない。全国各地でサッカーの種をまき、その後の日本サッカーの発展に大きく貢献した」と称えている。

 高橋氏は大人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者。日本のみならず世界中のサッカーファンを魅了し、同作品に影響を受けてプロ選手になった者も多い。JFAによると世界累計発行部数は9000万部を超えているという。

 高橋氏は自身のツイッター(@0728takahashi)を通じて、「歴代のメンバーを見ると本当に錚々たる方々ばかりで恐縮するとともに、40年以上にわたって『キャプテン翼』を描いてきたことが、少しは日本のサッカー界の役に立てたのかなと、うれしい気持ちもあります」とコメント。「今後も『キャプテン翼』という作品を通じて、そして僕がオーナーを務める南葛SCというクラブを通じて、微力ながら日本サッカー&世界のサッカーの発展に貢献していければと思います。引き続きよろしくお願いいたします」と伝えている。

 11年のドイツ女子W杯を制したなでしこジャパンはその成績もさることながら、同年に東日本大震災が発生したなかで日本全体を勇気づけたとして国民栄誉賞に選出されたことも評価されている。

 JFAは9月10日に新事務所のトヨタ東京ビルで、第19回日本サッカー殿堂掲額式典を行う予定だ。

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