UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、各地でグループリーグ第3節1日目を行い、、G組ではバルセロナ(スペイン)がホームでセルティック(スコットランド)と対戦し、2-1の逆転勝利を飾った。前半18分にセットプレーから先制点を許したが、前半45分にMFイニエスタのゴールで追いつくと、後半ロスタイムにDFジョルディ・アルバのCL初ゴールで勝ち越した。バルセロナは無傷の3連勝を飾り、グループリーグ突破に王手をかけた。

　立ち上がりからチャンスをつくったのはホームのバルセロナだった。前半2分、イニエスタの絶妙なスルーパスにFWアレクシス・サンチェスが反応するが、シュートはゴールのわずか左へ。同17分にはMFシャビが左CKからPA手前のFWメッシにマイナスに戻し、メッシがゴール前にスルーパス。飛び出したイニエスタの折り返しにDFバルトラが頭で合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。

　すると直後の前半18分、セルティックはMFマルグルーのFKからMFサマラスがヘディングシュート。ボールはDFマスチェラーノに当たってコースが変化し、ゴールマウスに吸い込まれた。アウェーのセルティックがセットプレーのワンチャンスで先制。ここからバルセロナが怒涛の反撃に出た。

　前半23分、38分とメッシが直接狙ったFKはわずかに枠を捉え切れなかったが、前半45分、右サイドから中に仕掛けたメッシがイニエスタに縦パス。シャビとの絶妙なワンツーから最後はイニエスタが倒れ込みながら右足でゴール右隅に流し込んだ。

　前半終了間際に同点に追いつき、後半もバルセロナの一方的な試合展開となるが、勝ち越しゴールが遠い。後半23分、PA内でサンチェス、FWペドロ、メッシと細かくつなぐが、メッシのシュートは至近距離でGKがセーブ。同30分、イニエスタの絶妙な浮き球のスルーパスにメッシが反応するが、ヘディングシュートはまたもGKフォースターのビッグセーブに阻止された。

　バルセロナは後半31分にFWテージョ、同35分にFWダビド・ビジャと攻撃のカードを切っていくが、後半45分のビジャのシュートは左ポストを直撃する。このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム4分、DFアドリアーノ・コレイアの右クロスに逆サイドから走り込んだのは左SBのジョルディ・アルバ。左足でゴールに押し込み、貴重な欧州CL初ゴールが劇的な決勝点となった。

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