beacon

[CL]内田のビッグプレーでピンチしのぐ、シャルケはドローも首位通過

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、各地でグループリーグ第6節1日目を行った。DF内田篤人の所属する首位シャルケ(ドイツ)は敵地でモンペリエ(フランス)と対戦。1-1の引き分けに終わったが、2位アーセナル(イングランド)が敗れたため、首位通過が決まった。内田は右SBで公式戦4試合連続のフル出場を果たすと、決定的なピンチを防ぐクリアを見せるなど守備で奮闘した。

 勝てば首位通過が決まるシャルケと、すでに最下位が確定し、ELを含めた欧州カップ戦からの敗退が決まっているモンペリエ。シャルケは故障を抱えるMFファルファンが欠場したほか、FWフンテラール、MFジョーンズ、DFマティプ、DFフクスもベンチスタートとなった。

 主力を温存しての試合となったが、立ち上がりから主導権を握るシャルケ。前半25分にはMFドラクスラーがFWマリカとのワンツーで突破し、ゴール前に折り返すが、FWプッキは合わせ切れない。同36分にもドラクスラーが個人技で左サイドを突破。右足アウトサイドで絶妙なクロスボールを入れたが、マリカのトラップは大きくなり、GKにキャッチされた。

 0-0で折り返した後半7分、モンペリエが決定機を迎える。シンプルなロングボールで最終ラインの背後を突くと、GKヒルデブラントがゴールを空けて飛び出し、ボールがこぼれる。FWエレーラがDFメッツェルダーと競り合いながら詰めたが、必死にカバーリングに入った内田がゴールラインぎりぎりで起死回生のクリア。絶体絶命のピンチをしのぐと、直後に先制点を奪った。

 後半11分、中央からゴール前に上げたFKをメッツェルダーが頭で落とし、DFヘーベデスがダイビングヘッド。セットプレーのチャンスを生かし、先制に成功した。ところが直後の後半14分、モンペリエはMFムニエールの左クロスからエレーラがヘディングシュート。一度はメッツェルダーが体に当ててブロックしたが、こぼれ球を再びエレーラが押し込み、1-1の同点に追いついた。

 試合を振り出しに戻し、勢い付くモンペリエ。立て続けにチャンスをつくるが、シャルケもGKヒルデブラントを中心に最後のところで体を張って耐える。シャルケは後半27分にジョーンズ、同32分にフンテラールを投入。終盤の決定的なピンチもヒルデブラントが好セーブを連発し、1-1で引き分けた。

 ブンデスリーガで4試合連続白星なしのシャルケはこの日も勝利を挙げることはできなかったが、2位アーセナルがオリンピアコス(ギリシャ)に1-2で敗れたため、B組首位を確保。首位で決勝トーナメントに進むことになった。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
欧州CL12-13特集

TOP