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[CL]オリッチ2発でバイエルンがマルセイユを一蹴、2戦合計4-0で2年ぶり4強へ

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、準々決勝第2戦を行った。バイエルン(ドイツ)はホームでマルセイユ(フランス)と対戦。FWオリッチの2得点で2-0の快勝を飾ると、2試合合計4-0とし、準優勝した09-10シーズン以来、2シーズンぶりのベスト4進出を決めた。準決勝ではレアル・マドリー(スペイン)対アポエル(キプロス)の勝者と対戦する。なお、MF宇佐美貴史はベンチ外だった。

 31日のブンデスリーガ・ニュルンベルク戦(1-0)から先発4人を入れ替えたバイエルンはMFロッベン、FWマリオ・ゴメスをベンチに置き、ゲームをスタートさせた。逆転優勝を狙うリーグ戦も見据えてターンオーバーを採用したが、“代役FW”がきっちりと結果を残し、公式戦9試合未勝利(1分8敗)のマルセイユを一蹴した。

 前半13分、MFルイス・グスタボから縦パスを受けたMFリベリがドリブルで仕掛け、右サイドへ流れると、ゴール前へのクロスをオリッチがスライディングしながら左足でシュート。ゴメスに代わって1トップで先発した背番号11のゴールで幸先よく先制した。

 2戦合計3-0としたバイエルンはその後もMFクロース、MFティモシュクが立て続けにミドルシュートを放つなど試合の主導権を握る。ピンチの場面もGKノイアーが落ち着いたセービングを見せ、マルセイユに突け入る隙を与えなかった。

 すると前半37分、自陣でボールを奪い、カウンターからリベリがドリブルで駆け上がる。左サイドに展開し、オーバーラップしたDFアラバの折り返しをオリッチが左足で流し込み、追加点。2-0、2試合合計4-0とし、試合を決定づけた。

 前半39分にMFミュラーが負傷交代するアクシデントに見舞われたバイエルンだが、後半も余裕の試合運びで時計を進めていく。後半30分にはオリッチに代えてゴメスを投入するなど最後まで攻撃の姿勢を崩さず、3点目こそ奪えなかったが、マルセイユにチャンスらしいチャンスを与えることなく、完封勝利で4強へ駒を進めた。

 準決勝ではレアル対アポエルの勝者と対戦する。同試合の第2戦は明日4日に行われるが、アポエルのホームで行われた第1戦を3-0で先勝しているレアルとの対戦が濃厚。本拠地フスバル・アレナ・ミュンヘンで開催される決勝へ、最大の難関となりそうだ。

【準々決勝】
[第2戦]
(4月3日)
☆バイエルン 2-0 マルセイユ
[バ]イビツァ・オリッチ2(13分、37分)
※2戦合計4-0でバイエルンが準決勝進出


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