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[CL]C・ロナウドのFK弾などでレアルが5発快勝、2シーズン連続の4強へ

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、準々決勝第2戦を行った。第1戦を3-0で先勝しているレアル・マドリー(スペイン)はホームにアポエル(キプロス)を迎え、FWクリスティアーノ・ロナウドの直接FKを含む2得点などで5-2で快勝。2試合合計8-2とし、2シーズン連続のベスト4進出を決めた。準決勝ではバイエルン(ドイツ)と対戦する。

 敵地での第1戦に3-0で先勝し、圧倒的に優位な状況で本拠地サンチャゴ・ベルナベウに戻ってきたレアル。MFシャビ・アロンソ、MFエジル、FWベンゼマらをベンチに置き、ゲームをスタートさせた。立ち上がりからボールポゼッションを高めて試合を支配すると、先制点が生まれたのは前半26分。DFマルセロの左クロスにニアでFWイグアインがつぶれると、ファーサイドに流れてきたボールをC・ロナウドが右足で難なく押し込んだ。

 さらに前半37分、左サイドから仕掛けたC・ロナウドがつないでマルセロがマイナスに戻すと、左45度の位置からMFカカが右足を一閃。ゴール右上隅に吸い込まれる鮮やかなミドルシュートが決まり、2-0と突き放した。

 2戦合計5-0と試合を決定づけ、その後も試合は一方的なペースで進んだ。前半41分にはC・ロナウドの横パスからダイレクトで狙ったカカの右足ミドルが今度は右ポストを直撃。前半のレアルのボール支配率は69%、シュート数も13本対1本と圧倒的な差を付け、前半を折り返した。

 試合の大勢は決したが、キプロス勢史上初のベスト8進出を果たしたアポエルも意地を見せる。後半22分、中央から細かくパスをつなぎ、最後はFWアイウトンのスルーパスに抜け出したMFマンドゥカが流し込み、1点を返した。すると、このあとは意外な点の取り合いとなる。

 アポエルは後半27分にもMFハラランビデスが際どいシュートを放つが、GKカシージャスがセーブ。追い上げられたレアルだったが、後半30分、PA左からのFKのチャンスにC・ロナウドが角度のない位置から右足で直接ゴール右上隅に叩き込む。さらに同35分にも途中出場のFWディ・マリアのロングフィードに反応した同じく途中出場のMFカジェホンが右足でゴール左にねじ込み、連続ゴールで4-1と再びリードを広げた。

 それでもアポエルの選手たちは気持ちを切らさない。後半37分、PA内に仕掛けたMFアドルノがMFアルティントップに倒され、PKを獲得。これをFWソラーリがゴール右に流し込み、2-4と追い上げた。まさかの2失点を喫したレアルだが、最後はきれいに試合を締めくくる。後半39分、ディ・マリアがPA手前から鮮やかな左足のループシュートを決め、5-2。2試合合計では8-2と大差を付け、準決勝へ駒を進めた。

【準々決勝】
[第2戦]
(4月4日)
☆レアル・マドリー 5-2 アポエル
[レ]クリスティアーノ・ロナウド2(26分、75分)、カカ(36分)、ホセ・カジェホン(80分)、アンヘル・ディ・マリア(84分)
[ア]グスタボ・マンドゥカ(67分)、エステバン・ソラーリ(82分)
※2戦合計8-2でレアル・マドリーが準決勝進出


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