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西村拓真はELデビューも…先制したCSKAモスクワは後半5失点で大敗喫する

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FW西村拓真がELデビューを果たした

[9.19 EL グループH第1節 ルドゴレツ 5-1 CSKAモスクワ]

 UEFAヨーロッパリーグリーグ(EL)は19日、グループリーグ第1節を各地で行い、グループHではFW西村拓真が所属するCSKAモスクワ(ロシア)がルドゴレツ(ブルガリア)と対戦し1ー5で敗戦。先発入りした西村は後半8分まで出場し、ELデビューを果たした。

 昨シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にも出場。ほんの数秒間だったものの、意義のある欧州カップデビューとなった。2年目となる今シーズンでは大会は変わったが、再び欧州の舞台への挑戦権を掴み、2トップの一角として先発出場した。

 CSKAは前半11分に先制。MFニコラ・ブラシッチが左サイドのFKを蹴ると、PA中央のDFイゴール・ディベイェフが頭で合わせてゴールに流し込んだ。先制後は両者拮抗状態となり、ルドゴレツの猛攻を受ける場面も出るが、守護神イゴール・アキンフェエフの好セーブによってピンチを切り抜けた。

 前半35分には西村がチャンスをつくる。CSKAは中盤でカットしたボールをFWジャカ・ビヨルが落とし、ボールを収めた西村がドリブルを仕掛ける。PA内に進入してまたぎフェイントから相手DFをかわすが、別選手のプレスに遭って潰された。

 CSKAは前半を1-0のリードで折り返すが、後半開始からまさかの大量失点を喫してしまう。ルドゴレツは後半2分、FWバンデルソンの浮き球パスを受けたDFシシーニョがPA右に進入し、CSKAにクリアされるもバンデルソンがこぼれ球を右足で一閃。アキンフェエフの脇を通り過ぎてゴールに突き刺した。

 さらにルドゴレツのゴールラッシュは続く。後半5分、DFアントン・ネディアルコフが左サイドからグラウンダーのアーリークロスを放ち、ゴール前に走り込んだFWジョディ・ルコキがワンタッチで押し込んだ。同7分には、中盤左からの浮き球パスをFWクラウディウ・ケセルがPA右ライン上から左足ダイレクトボレーで合わせ、ゴール左隅に流し込む。たった5分の間に怒涛の3得点で3-1と試合をひっくり返した。

 CSKAは後半8分にたまらず温存していた交代カードを2枚切る。昨季史上最年少でロシアリーグ得点王に輝いた21歳のFWフョードル・チャロフ、昨年の国内最優秀若手選手に選出された21歳のMFイルザト・アフメトフを投入した。西村はアフメトフと交代している。

 しかしそれでもルドゴレツの勢いは止まらない。後半23分には左サイドからのグラウンダーのクロスにケセルが合わせて4-1。同27分にはカウンターをアキンフェエフに止められてPKを獲得し、ケセルが冷静に決めてハットトリックを達成。5-1と大差をつけた。

 試合はそのまま終了。先制したCSKAはその後の大量失点で1-5と大敗し、EL黒星スタートとなった。10月3日の次節ではホームでエスパニョールと対戦する。

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