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ローマはEL準決勝敗退も…デ・ロッシ監督は胸を張る「一年前はセリエBに参加したばかりだった」

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ダニエレ・デ・ロッシ監督

 ローマは9日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦でレバークーゼンと2-2のドロー。2試合合計2-4で決勝に進むことはできなかった。ダニエレ・デ・ロッシ監督は「ローマは英雄的なパフォーマンスを見せた。だが、レバークーゼンは本当に強いチームだった」と振り返った。伊『フットボール・イタリア』が伝えている。

 第1戦を0-2で落としたローマは、起死回生を図るべく第2戦に臨む。前半43分、後半21分とPKで2点を奪った。しかし終盤に強さを発揮するレバークーゼンに反撃を食らう。後半37分にオウンゴールで1点を返されると、後半アディショナルタイム7分に同点に追いつかれた。2試合合計2-4と敗退を喫した。

 デ・ロッシ監督は悔やんだ。「2日前のユベントス戦で全力を尽くしていたが、それにもかかわらず今夜は心身ともに奮闘した。0-2の劣勢から巻き返して奇跡に近づいたんだ。だが、今シーズン無敗の彼らに失点を喫した。あまりにも痛ましいことだ」。限界を越えた選手たちを称えながらも、悔しさをにじませた。 

 2022年10月にセリエBのSPALで指揮官生活をスタートさせたデ・ロッシ監督だが、チームを立て直させることができずに4か月後に解任。一年後にジョゼ・モウリーニョ監督の解任から古巣ローマの指揮官となり、ELの舞台で躍進を見せた。

 デ・ロッシ監督はここまでの戦いを振り返る。

「すべての試合で学びがある。一年前にはセリエBに参加したばかりだった。ELの準決勝まで来たローマの監督は数人しかいない。それは誇りに思っている。私の仕事は90分の中だけでなく、なぜ決勝に進めなかったのか分析することにもある」

 敗戦後にも勝者に礼を尽くした。「私はいつも全力を尽くす。できることはすべて試す。最後に相手が強ければ握手をする。今回はそうなったので、私たちは彼らと握手をした」。デ・ロッシ監督は敗戦にも前を向いていた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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