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[早スポ]早稲田大vs神奈川大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 約2か月半ぶりの再開となった関東大学リーグ戦(リーグ戦)。前期リーグ戦を3位で折り返したワセダは、後期リーグ初戦で神大と対戦した。試合序盤に相手に勢いに乗られ先制を許すが、前半のうちに逆転に成功し3-1で試合を折り返す。後半は1点差に詰め寄られ神大の猛攻を受けるが、なんとかリードを保ち辛勝。勝ち点3は得たものの、課題の残る試合内容となった。

●DF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)
「立ち上がりは自分たちの入りが悪くて、神大の割り切ったサッカーに対応するのに時間がかかってしまいました。監督も言っていましたが、きょうは攻守両面においてまだまだで、勝てたことだけが収穫ですね」

―壮絶な打ち合いを制しての勝利という、普段の早大とは違った勝ち方についてはどのように感じておられますか?
「自分たちは少ないチャンスをモノにし、攻守両面でハードワークをして、最少得点でも勝てるような戦い方を心掛けています。その点でも、きょうはやはり勝てたことだけしか評価はできないと思います」

―いよいよ後期リーグ戦が開幕しましたが、きょうの勝利はどのような意味を持ちますか?
「首位専大と既に勝ち点が離れた中での開幕ということを監督からも言われていましたし、何がなんでも勝ち点3を取りたかったですし、やはり勝てたことは非常に大きいですね。もちろん改善点はたくさんありますが、悪い中でも勝てるというのもことしの強みではあります。きょうの勝ち点3は今後に繋がる大きなものだと思います」

―次節に向けて。
「個人的に明大には高校時代からの友達もたくさんいますし、絶対に負けたくない相手です。アミノバイタルカップでは勝ちましたが、その後のリーグ戦では前半に3失点して敗れていますし、今回は逆に前半に3点叩き込んで勝つというくらいの強い思いを持って、一週間しっかりと準備をしていきます」

●MF島田譲(4年=鹿島ユース)
―きょうの試合を振り返っていかがですか
「結果として難しい試合の中で勝てたことはよかったですが、内容は良くなかったし課題は山積みなので、しっかり修正していかなきゃだと思います」

―課題として挙げられることは?
「主に守備のところです。いろいろありますが、来週までに修正できるところは自分たちが積み上げてきたものや、やらなければいけないこと、自分たちの強みをしっかり見直してやることぐらいなので、修正していきたいです」

―ご自身のプレーについては。
「全然体も動かなかったし、チームの攻撃のところで落ち着かせたり、守備で相手をつぶしたりするところもできなかったので、もっともっとチームのためにやらなきゃいけないと思います」

―次節明大戦に向けて。
「明大には前期負けていてリーグ優勝のためには勝たなければきいけないので、1週間調整して絶対に勝ちたいです」

ファジアーノ岡山入団が決まったということですが、今の気持ちは?
「すごく悩んだんですが、決まった以上は自分もそういう目で見られると思うし、今はチームのことだけに集中してチームのリーグ優勝してインカレ優勝することに向かっていきたいし、個人としてももっとレベルアップしていかないと通用しないと思っています」

―どういう経緯で入団に至ったか?
「何回か練習参加をさせてもらっていて、他のクラブからも話はあったんですが、自分を一番必要としてくれたというか熱心に誘ってくれて、まだまだ上を目指せるクラブだと思ったので決めました」

―他のクラブからも話があったということですが、岡山の決め手となったのは?
「このタイミングでオファーしてくれたり、やっぱり自分を一番必要としてくれているということが決め手にはなりました」

―プロの世界はいつから意識していましたか?
「大学入って最初の頃は難しいかなと思ったこともあったんですが、3年のときに他のクラブですが練習参加する機会を与えてもらった時ぐらいから現実的に考えるようになりました」

―プロサッカー選手になることの喜びは?
「小さいころからずっと夢だったので本当にうれしいし、家族だったり仲間だったりこのア式のメンバーだったり、そういった人たちの支えがあってのことなので、まず残りの後期をそういう感謝の気持ちの恩返しができるように結果を出したいと思っています」

●GK松澤香輝(2年=流通経大柏)
―4-3と打ち合いの試合になりましたが、振り返って。
「勝てたことは良かったと思いますけど、3失点してしまったことが大きな課題となりました。チームとしても失点は最少失点に抑えないといけないのは大前提なだけに、ディフェンス面を改善していきたいですね」

―神大は湘南ベルマーレの加入が内定している村岡拓哉選手などを含め、攻撃に迫力のあるチームのように思えましたが。
「20番の選手(星広太)のポジション取りが上手くて捕まえきれなくて、後手に回ってしまった部分はありましたね。途中から入ってきた11番の村岡選手も個で打開できる選手でしたし、結果的には終盤やられてしまいました。個の力が強い選手に対してどう対応していくかが、今後重要になってくると思います」

―3失点を喫してしまった大きな要因は?
「ゴール前で簡単にシュートを打たせていたことが一つにあると思います。1失点目と2失点目はペナルティエリア外からですがフリーで打たれてますし、特に2失点目はファーストディフェンダーがはっきりしなかったのが問題でした。相手に対してしっかりプレッシャーをかけることが必要でしたね」

―劣勢の時間帯が続きながらも勝ちきったことに、ワセダの勝負強さを感じますが?
「前半に先制点を奪われてからも、気持ちを切らさずに早めに追いつくことができたのが大きかったですね。厳しい状況の中で、セットプレイで立て続けに得点を奪えたことは次節以降にも繋がると思います」

―話は移りますが、松澤選手は8月15日から特別指定選手としてジェフユナイテッド千葉(以下ジェフ)に加入されました。そこに至るまでの経緯をお聞かせ下さい。
「ジェフにはGKが3人所属しているんですけど、そのうち2人の選手が怪我をしてしまってGKが足りなくなっていたということで、特別指定選手で補おうという判断をしたんだと思います。また、ジェフの強化部長がワセダのOBで、自分たちの試合をいくつか見てもらっていたのもあって、たまたまですがお話を頂きました。監督とも相談はしましたが、本当に急遽決まった感じでしたね」

―どのくらいの期間、練習には参加されましたか?
「2週間程度ですかね。8月16日から9月2日くらいまで練習に参加していました」

―実際にJリーガーとプレーして感じたことは?
「もう全然違いますね。これはGKに関してなんですけど、大学とは比べ物にならないほどプロのGKはレベルが高いなと。自分のGKとしてのスキルがプロでは全く通用しなかったというのが、正直な感想ですね」

―最後に後期リーグ戦に向けての意気込みを。
「後期は関東大学リーグ優勝を大きな目標に掲げているので、優勝を目指してやっていきたいです。そしてリーグ戦での優勝に続いて、インカレでも優勝したいと思っています!」

[写真]決勝点を挙げた榎本

(取材・文 早稲田スポーツ)

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