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[コマスポ]前期の再現、朝鮮大撃破で波に乗れ

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦2部第16節は14日、朝鮮大学校グラウンドで駒澤大が朝鮮大と対戦する。日大に勝利し、2位桐蔭横浜大が敗れたため、昇格圏まで勝ち点差4と迫った。まだまだ道は険しいが、昇格に向けて一戦一戦勝利を重ねていくしかない。朝鮮大戦を確実にものにし、勝ち点を積み重ねたいところだ。

 前節日大戦は、最下位相手に辛くも勝利。ここまで後期は2勝2敗で、波に乗れていない。だが、同じように調子が上がってこない状態で臨んだ前期朝鮮大戦は、4-0と快勝。そこから連勝街道を突っ走ることになった。そういった意味で、朝鮮大はゲンのいい相手だ。

 さらに、駒大オフェンス陣は復調気味で、3試合連続2得点を挙げている。中でも注目すべきは、先日Jリーグ栃木SC入りが内定したMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)だろう。言わずと知れた駒大の大エースは、マークも厳しくなる中で、切れ味鋭いドリブルを見せている。今回も相手ディフェンスが激しく来ることが予想されるが、それをかいくぐってほしい。そしてもう一人、駒大を支えるのが、MF奥村情(4年=名古屋U-18)だ。前期は出場機会が少なく、ノーゴールに終わったが、スタメンに定着した後期は、ここまで4試合で3ゴールのハイペースで得点を重ねている。しかし本人は「あと10点獲りたい」と話すなど、まだまだ意欲は十分。絶妙のボールタッチと、シュートコントロールを生かし、今節も鼻息荒くゴールに迫ってくれるはずだ。

 対する朝鮮大だが、後期に入り1勝3敗、4試合で8得点9失点と、攻守に不安定な戦いが続いている。しかし注意したいのは攻撃面。はまったときは1試合で5点を奪うなど、フィジカルを生かした攻撃が爆発すると怖い。特に止めなければならないのは、FW李應鉉(4年=茨城朝鮮高)だ。身長は170cmと非常に小柄だが、そのフィジカルコンタクトは一級品。ここまで得点ランクトップタイに立つことからも、点取り屋であることがわかるだろう。駒大は後期に入ってまだ無失点試合がなく、守備に安定感を欠いている。少しでも綻びがあると、やられてしまう。細心の注意と、集中力が求められる。

 朝鮮大の特徴は何といっても体の強さを生かしたサッカーだが、それをいなしながら、早いプレスとサイド攻撃を仕掛けていきたい。相手に合わせるのではなく、自分たちのサッカーをすること、それが求められる。昇格のためにはもう負けられない、ここで勝ち、連勝街道に乗せるためにも、アウェーでの奮起が必要不可欠だ。

(文・駒大スポーツ  森下和貴)
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